姑息な〝減税潰し〟石破自民のドケチ戦略、国民民主と維新を両天秤 年収の壁「123万円」で政権維持へ「より安上がりな連携」図る
日本維新の会の前原誠司共同代表は19日の定例記者会見で「『天秤』にかけられるつもりは全くない。国民民主党の年収の壁引き上げについて大賛成で、邪魔するつもりは毛頭ない」と強調した。
だが、有馬氏は「事実上、天秤にかけられている現実は否定できないし、世論もそう見ている」と切り捨てる。
野党各党からは、「与党は政策を政局の〝道具〟にしている」との批判とともに、「過去の政局でことごとく失敗した前原氏の〝存在〟が、共闘を邪魔する一要因だ」との声まであがっている。
経済ジャーナリストの荻原博子氏は、こう指弾する。
「野党はあまりにも政権から遠ざかっていたためか、バラバラすぎる。だらしない。『年収の壁』にしても一致して戦うべき局面なのに、来年の参院選を意識してか、手柄を狙った動きばかり目立つ。年収の壁の議論は『国民の生活』に直結するのに真剣さを感じない。自民党は、ガソリン減税で国民民主党を裏切り、旧文通費の問題では日本維新の会との約束を破っている。このままでは野党各党はいいように使い捨てされるだけだ」