人手不足深刻な介護現場の救世主!? 進化する”介護テック”最新機器が創る「幸せな社会」
また、見守りシステムは職員のインカムに連動しているため、以前はナースコールが鳴ると慌てて駆けつけて状態を確認していましたが、現在はインカムとスマホの画面上で状態を確認、落ち着いて対処することができるようになったそうです。 介護士主任 高浪奈津美さん「利用者さんも夜間に明かりを照らされて、安否確認をされるというのではなくて、ちゃんとベッド上で休まれている状態で確認がとれるというのは、お互いのためにメリットがあるのかなと思っています」 こうした最新システムの導入で、職員の作業時間短縮など現場での効率が改善されることによって、入居者とのふれあいや会話をする時間が増えるという効果もあらわれています。 やすらぎの郷牧山 熊谷妙子 施設長「絶対に人の手じゃないといけない作業もあります。例えば食事の介助やおむつの交換など。ですがそうじゃなくてもいいものって実はたくさんあって、人の手で絶対にするものと、ロボット化していくものと、ある程度しっかり分けて活用していくことがいいんじゃないかなと思っています」 ■より使いやすく便利に 現場の声を生かして改善日々開発が進む介護テック。中でも注目を集めているのは排泄関連の機器です。 こちらの施設では、ふたつの最新機器の運用を検討しています。 プレゼンテーションの場ではそれぞれのメーカー担当者の前で、職員が改善してほしい点を挙げていきます。 1つ目は、ベッドに敷いて、臭いで排泄の状況が判別できる「ヘルプパッド2」。 パッドに内蔵された臭いセンサーが排泄をキャッチ、AIが解析して情報を送るというもの。 メーカー担当者の前で挙げられた問題点とは? やすらぎの郷牧山 熊谷妙子 施設長「臭いで検知ということですが、消臭剤とかけっこう使うので、感度が良すぎて拾い過ぎちゃうとかないですか」 「ヘルプパッド2」開発メーカー・aba 営業部 奈良めぐみさん「いま消臭剤を使われている理由や頻度をまず教えていただく必要があると思っています。そして運用を決めていただくことによって、誤作動というふうにとるのか、とらないのかっていうような所につながると思っています」
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