人手不足深刻な介護現場の救世主!? 進化する”介護テック”最新機器が創る「幸せな社会」
パルロ「次は肩の上下運動です。肩を耳につけるような気持ちで・・・」 北九州市八幡西区の介護施設「第二わかば」では、入居者がパルロと一緒に軽い運動をしています。 こうしたコミュニケーションロボットの進化は、今後の介護テックの未来を象徴しているといいます。 九州工業大学 生命体工学研究科 柴田智広 教授「介護職員が、少ない人数だけど何とか現場を回せるというのが最初のラインだと思うんですけど、続いて「より幸せだ」と、それを越えていく技術ができるはずですよね。AIがこれだけ進んでくると、しゃべっても楽しいっていうほうも段々進んできますので、本当にドラえもんみたいな、お友達みたいな社会も全然不可能じゃない。だいぶ見えてきました」 ■現場で活躍80人の高齢者を見守る”介護テック” 実際の現場では介護テックがどのように使われているのでしょうか。 北九州市戸畑区の特別養護老人ホーム「やすらぎの郷牧山」では、約80人の高齢者の生活を見守る最新の介護システムを運用しています。 介護士主任 矢ヶ部那知さん「静態センサーと起き上がりセンサー、それにカメラによって、職員のタブレットやモニターで利用者の状態をリアルタイムで見ることができます。例えば、ベッドに誰も寝ていない場合、「離床」、ベッドから離れて起きていらっしゃいますという表示になります。そして人が寝ると「臥床」という表示になります」 RKB 江越楓 リポ-ター「眠っているか眠っていないかもセンサーで分かるんですか?」 介護士主任 矢ヶ部那知さん「そうですね」 さらに毎日測定する体温や血圧などは、測定するだけで自動的に個人記録の画面に登録。 パソコン上には個人の測定記録がグラフで表示される仕組みとなっています。 RKB 江越楓 リポーター「グラフまで?これまでは手書きでされていたんですか?」 介護士主任 矢ヶ部那知さん「手書きで定規を使ってやっていたんですが、それも全部パソコン上でやってくれるので、大幅な時間短縮につながっています」
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