今、大注目【ビニール肌の原因と対策】いつものスキンケアでビニール肌に!?
昨今、SNSなどでも注目を集める「ビニール肌」。ツヤがありそうな印象だから良いことなのかと思いきや、実は肌が出しているSOSサイン! 放っておくと、さまざまな肌トラブルの引き金になる可能性も。その特徴や招いてしまう原因など、実態を紐解きます! 〈画像で見る〉ビニール肌と正常な肌、どれだけ違う?
ビニール肌の特徴をピックアップ
・ギラッとしたツヤ肌 ・ツルツルとした見た目 ・赤み・ひりつきが気になる ・洗顔すると肌のつっぱりを感じやすい ・保湿しても乾燥が止まらない
ビニール肌になる原因と対策を解説!
【光老化】紫外線対策の差が25歳でくっきりあらわれる! 慶田朋子先生 キメの乱れは、加齢でも起こりますが、紫外線による光老化によっても生じます。元々の皮膚構造が異なるとはいえ、日焼けしにくい二の腕の内側と、日差しを浴びやすい顔とでは、キメの細かさが違いますよね。紫外線は、ものすごく肌を老けさせるし、キメを失わせます。とくに、学生時代に部活などでアウトドア派だった人は要注意。10代のうちにシミができるのに十分な紫外線量を浴び尽くしているといわれていて、25歳頃から光老化の状態に大きな差が出てきます。とはいえ、今さらUVケアしても遅い……なんて思っちゃダメ。紫外線対策は美肌の基本。必ず日焼け止めを塗りましょう。
【毛穴ケア・角質ケア】をがんばりすぎる
慶田朋子先生 毛穴が気になるからといって洗いすぎたり、こすりすぎたり、はたまた角質ケアではがしすぎたり。こういった過度なお手入れも、キメが乱れ、ビニール肌を招く大きな要因。毛穴ケアや角質ケアのやりすぎは、バリア機能の要である角層をごっそりと溶かし、薄くしてしまいます。さらに、ターンオーバーも追いつかないのでバリアが脆弱なままとなり、軽い炎症を繰り返す羽目に。ますますキメが失われ、肌老化が進行するという悪循環に陥ります。 美容好きほど、毛穴ケアや角質ケアに熱心に取り組んでしまう……という傾向もあるのかも? 慶田朋子先生 もちろん、適切な毛穴や角質ケアは、古い角層がほどよく落屑らくせつしてターンオーバーを整えるという意味でもすごく有効。30代からはターンオーバーも遅くなるので、積極的に取り入れてほしいお手入れです。でも、みんなとにかくやりすぎ(笑)。アプリ加工した毛穴レスな肌に憧れてはいけません。高頻度に角質ケアをやりすぎたり、ケアの止めどころが見えなかったり、終わりがなくなってしまう。とくに、肌の赤みやガサつきが出るまでやるのは厳禁。どこまでが適切か悩むのであれば、クリニックでケミカルピーリングを取り入れてみても。