【有馬記念】プログノーシス11秒1 初コンビ三浦皇成「最後までいい反応」距離延長で一発狙う
<有馬記念:追い切り> 有馬記念(G1、芝2500メートル、22日=中山)の最終追い切りが18日、東西トレセンで行われた。 新コンビで悲願のG1制覇を! プログノーシス(牡6、中内田)は、新コンビの三浦皇成騎手(35=鹿戸)が2週連続で美浦から駆けつけてコンタクトを取った。Cウッドでしまいいっぱいに追われ、5ハロン68秒9-11秒1をマーク。力強い脚力を披露した。鞍上は「気分良く走れていました。トモは先週からさらに良くなっていて、最後までいい反応で走ってくれたと思います」と評価した。 世界を股にかける活躍でG1挑戦は国内外で6度目。ここまでは前走コックスプレートなど2着が3回、3着1回で、あと1歩届いていない。中内田師は「前走もゲートをちゃんと出て、いいポジションで、いいリズムで走れていました。1頭強い馬に先着はされましたが、しまいまでしっかり走れていたと思います」と振り返る。中間は放牧を挟んでリフレッシュ。「今日の動きなんかは、先週よりまたひとつ良くなったと思います」と好調をアピールした。 今回は初の中山コース、距離も未知の2500メートルへの挑戦。師は「以前に乗ってもらったジョッキーは『延びても大丈夫』と言っていたので距離を延ばして使いたかったですし、中山はトリッキーなコースですが小回りは札幌で勝っています。チャレンジにはなりますが、前向きに捉えています」と力を込める。三浦騎手も「リズム良く、この馬の一番の走りをさせてあげられれば」と気合。暮れのグランプリで6度目の正直だ。【奥田隼人】 ◆海外遠征からの帰国初戦V 69年スピードシンボリ(仏・凱旋門賞着外)、13年オルフェーヴル(仏・凱旋門賞2着)、19年リスグラシュー(オーストラリア・コックスプレート1着)の3頭が帰国初戦で迎えた有馬記念を制している。