ごみ屋敷、実家の片づけをなんとかしたい!優良業者を選ぶコツとは?【ごみ屋敷清掃芸人・柴田賢佑さんに聞く】
お笑い芸人が「お片づけのプロ」として活動する理由
kufuraの連載でもおなじみの、様々なゴミの問題に取り組むマシンガンズ滝沢秀一さんが進める「ごみプロジェクト」の一環として、柴田さんは今年、同じく現役芸人のぐりんぴーす落合隆治さんと共同で「お片付けブラザーズ」という団体を立ち上げました。メンバーとして同じく芸人の手塚ジャスティスさんも参加しています。 「ごみ屋敷の清掃を数々経験してきて、気づきや発見が多くありました。今回お話ししたように、片づけをする中でごみ屋敷化を防ぐヒントも見えてきました。こうした経験の蓄積から情報発信をもっとしていきたいと思っていますが、バイト先は企業ですから、依頼主のプライバシーに関わるような情報発信は難しく、写真や動画も一切残すことができません。 だったら自分たちでやるしかないということで、お片づけの団体を立ち上げました。お片づけからごみ屋敷の清掃、生前・遺品整理まで幅広く対応します。お笑いもお片づけもコミュニケーションが大切。依頼主の話をじっくり聞いて、寄り添いながら仕事を進めていきます。芸人で顔も割れているので、悪いこともできないですし(笑)。 ごみ屋敷経験者の体験談としてインタビューや、写真、動画の撮影もOKという依頼主には、割引サービスもさせていただきます。片づけの規模の大小は問いませんし、リユースも徹底して行い、買取りは依頼主に還元します。 ごみ屋敷は恥ずかしい、頼むのに気が引けるという方でも、ぜひお問い合わせください。我々芸人と一緒に楽しく片づけをしましょう!」 気になるのですが、柴田さんの本業は……芸人ですか?お片づけ業ですか? 「芸能活動ですか?もちろん続けますよ! 二足のわらじでマシンガンズ滝沢さんの後ろをひたすらついていくつもりです! 近々の目標としてはやっぱり『踊る!さんま御殿!!』出演ですね。そして『THE SECOND~漫才トーナメント~』と、滝沢さんが行った道を全部行くことを目指しています。気づいたら滝沢さんに肩を並べているというところまで行けたらいいですね」 ごみ屋敷というとネガティブなイメージしかありませんが、柴田さんのお話を伺っていると、壮絶なごみの山と戦いながらも、前向きにユーモアの心を忘れない仕事ぶりが想像できました。お片づけのプロとして(芸人としても)、今後の活躍を期待したいですね。 取材・文/阿部純子 撮影/横田紋子(小学館)