阪急・インバウンド施策強化 観光案内所設置やWi-Fi導入へ
阪急電鉄はこのほど、訪日外国人利用客の増加を受け、駅や列車を便利に利用してもらうため、京とれいんと京都線特急車両9300系への車内無料Wi-Fiサービス導入や烏丸駅での観光案内所開設など「インバウンド施策」を進めると発表した。 【動画と拡大写真】阪急・スヌーピーとのコラボ列車運行 車内に沿線で楽しむポスターも
烏丸駅に観光案内所を開設
同社によると、京都観光の玄関口として知られる烏丸駅(京都市下京区)の西改札口前(改札外)をリニューアルし「観光案内所・烏丸」を開設。 観光所とともに待ち合わせスペースも新設し、旅客案内サインの充実をはかるとともに、日本語、英語、中国語、韓国語の会話が可能な案内スタッフを配置したり、手荷物の一時預かりや荷物の全国発送サービスも行うという。この案内所は、2018年度中の開設を予定している。
車内無料Wi-Fiサービスを順次導入予定
今年の秋からは、京都線特急車両9300系と「京とれいん」に同社初の車内無料Wi-Fiサービスを順次導入する予定。訪日外国人客に限らず、だれでも利用できるという。 また、観光特急「京とれいん」の2編成目を導入することも発表。7000系車両を改造し、京とれいんのイメージを継承し、京都を五感で感じ取れるデザインとする予定となっている。 このほか、海外からの利用客が多い駅を中心に、トイレの洋式化率を2019年度末に約80%、2024年度末には98%に高めることを目標に整備していく。