「釣り禁止」が続出!? 釣りのマナー違反! ネットではどのような声がある? 「釣り人の敵は釣り人ってことか」の声も
●ゴミのポイ捨てとルール無視が問題になっている
趣味の釣りは、海や川や湖で、魚を食べるための釣りからスポーツフィッシングまで、楽しみ方はいろいろです。昔から多くの人に親しまれ、最近でもコロナ禍をきっかけに年代を問わずファンが増えています。 【画像】他にもある!これが「守りたいマナー」です!画像を見る(12枚) しかし、そんな楽しいはずの釣りなのに、「釣り場で釣りができなくなる」といったトラブルも起こっています。 釣り人自身による問題行為が原因といわれていますが、なぜ、そんなことを釣り人はするのでしょうか。 いま問題になっているのは、ゴミを始末しないで帰るというふるまいです。 釣り場にほおっておかれたゴミが、地元の人や次に訪れる釣り人を不快にさせています。ゴミ箱を設置しようにも、ゴミを回収する体制がない自治体なども多いようです。 SNS上では、こうしたゴミのマナーを守ってほしいという声が多くあげられています。
地元でビーチクリーン活動をする人からは、「ビーチより港にゴミが多い」という嘆きがみられます。 「きれいにした翌日なのに、港はもうゴミがたまっている」という書き込みとともに、手袋やタバコの吸い殻、使い捨てカイロなどのゴミ写真も投稿されています。 また、釣り人自身が同じように不快な思いを訴えることもあります。なかには、「ペットボトルとかは注意します」という人や、「思いやりがない人は釣りをするな、迷惑」と激高する人もみられます。 さらに、侵入禁止の場所に入る行為も悪印象を与えています。 たとえば、自治体や地元の人は、足場が悪く危険な場所や、漁業のため、あるいは自然保護のために必要な場所を侵入禁止エリアに設定しています。こうした理由を無視するような行動がマナー違反と受け取られているようです。 また、これは不法侵入にあたりますが、停泊中の漁船に勝手に乗り込む例もあるといいます。 SNSでは、「漁業関係者以外侵入禁止の港にクルマを乗り入れ、テントを張って釣りをする人がいる」など、問題行動を指摘する投稿があがっています。 そういう行為に対して、「他の人の敷地に入らせてもらっている意識はいつも必要だ」という声もみられます。 釣り人のなかには、「マナー違反ではすまない。漁業関係者だけでなく、海が好きな人全体に迷惑がかかる行為だ」という人もいます。 また、「マナー違反をしたくないから、釣ってよい場所を下調べする」「侵入禁止場所をその場で聞く」という人もみられます。 さらに、問題視されているのはこれだけにとどまりません。 「駐車禁止ゾーンに車を停めている」「路上駐車して釣りをしてる」「民家の前に停めてる」など、地元の人の生活を無視するような駐車のしかたを訴える声がみられます。そのほか、釣り針や糸、ルアーなど釣りの仕掛けを放置する、勝手に放流する、といった行動も指摘されています。 じつは、こうした行為は以前からみられましたが、いっこうに減らないばかりか急増しているようです。 「マナー違反が多すぎて、もう勝手にして、と地主さんが黙認してしまってるケースもある」という声も寄せられており、地元の人としてはあきらめかけるような現状なのかもしれません。