【バスケ】日本協会は八村塁とトム・ホーバス監督の〝関係修復〟に意欲も 具体的な話はなし
日本バスケットボール協会(JBA)の渡辺信治事務総長が20日、栃木・宇都宮市内で取材に応じ、八村塁(レイカーズ)と日本代表トム・ホーバス監督の〝関係性〟に言及した。 かねて不仲説が浮上していた中で、八村は13日(日本時間14日)のグリズリーズ戦後の会見時に「代表にふさわしい、男子のことを分かっている、プロとしてコーチをやっていた人になってほしかった。今回そういうふうになってしまったのは残念」と発言。名指しはしなかったものの、日本代表の体制に不満をのぞかせていた。 八村の指摘が大きな波紋を呼んでいるが、渡辺事務総長は「トムヘッドコーチを任命するにあたっては、今までのコーチとしての実績、若手の選手の育成や発掘、さまざまな点で代表を強化するというところに秀でていた。彼がヘッドコーチに最適だと判断した」ときっぱり。続けて「今まで蓄積してきた強化の方針で積み上げる。今後も2028年(ロサンゼルス五輪)に向けて一本化したものを理事会で承認しているので、これに関しては決定が変わることはない」と明言した。 現在は八村側とコミュニケーションを重ねている最中だという。渡辺事務総長は「関係修復の時間的猶予はある。コミュニケーションを取っていきたい。八村選手の見ている世界は僕らとは全然違う。考え方の違いは当然あると思う」と前向きに語ったが、具体的な内容については最後まで言及しなかった。
東スポWEB