【Juju(野田樹潤)ブログ】第101話:スーパーフォーミュラ、鈴鹿テストが終わりました。
これまでと違うシーズンイン
こんにちは皆さん、Juju(野田樹潤)です。先日、全日本スーパーフォーミュラ選手権参戦を発表してからは、今までよりもさらにスケジュールが過密になってきているように思います。 Juju(野田樹潤)ってどんな人? 最近の写真をみる【鈴鹿サーキットでの公式合同テスト 現場より】 これまでの数シーズンは年が明けてしばらくするとヨーロッパでの「移動生活」が始まっていたわけです。ところが今年は東京にいることが多く、会う人の数もとっても多くて、今までとは違うシーズンが始まっているんだ! という実感があります。
今回は2月21-22日に鈴鹿サーキットで開催されたスーパーフォーミュラの公式合同テストの模様を振り返ってみたいと思います。 スーパーフォーミュラでの走行は昨年のルーキーテストの3日間だけ。 その際もチームがTGMグランプリでしたが、シリーズ参戦が決まってからは初めてとなります。そしてこの2日間のテストが終わると、次は同じく鈴鹿サーキットで開幕戦になってしまうという、ルーキーの私にとってとても重要なテストになります。
ところが今回のテストは1日目はずっと雨、2日目は午前中に雨が残り、完全なドライで走ることができたのは2日目の午後だけでした。 もちろんこれまでもフォーミュラカーでウェット路面を走った経験はあります。でも1日目に苦労させられたのは気温でした。何しろ寒い! そしてタイヤが温まらなくてグリップしない!
初めて尽くしの走行。経験あるのみ
テストの前にTGMチームの監督や担当エンジニアと様々なスケジュールを立てていましたが、それは雨のために出たとこ勝負のような感じになってしまいました。私はマシンにも慣れないといけませんが、それだけではなく鈴鹿サーキットにも、レース中のタイヤ交換にも慣れなければいけません。
さらには1時間以上も走り続けるレースというものも初めてなので、今回はレースディスタンスのロングランも予定していたのですが、それもダメになってしまいました。 さて走りはじめたときの印象は……速い!という感じでしたね。1コーナーや130Rのような高速コーナーを、ウェットでスーパーフォーミュラのスピードで入っていくというのはこれまでにない経験でした。少しずつ限界に近づいていったわけですが、タイヤの温度も上がらないし、見極めが難しい。