経験豊富な選手でもけっこう滑ったりしていたので、1日目はかなり難しいコンディションだったんだと思います。 今回の走行ではTGMグランプリのエンジニアとコミュニケーションをとりながら走ったことも、私が経験してきたレースとの違いでした。これまではおもに父（野田英樹）と無線で話しながらの走行が多かったのですが、今回からはエンジニアにマシンの状態を尋ねられることも多くなり、フィードバックをしていかなくてはいけない。今回は本当に初めてのことが多かったわけです。

反省点と前向きな点。次は開幕戦！

セッティング変更を試すこともできたのですが反省もあります。

今回のテストは無我夢中、という感じでした。2日目の午後になってようやく完全なドライになり、セッティング変更を試すこともできたのですが反省もあります。

とにかく経験を積むことにしました。

午後のセッションが始まってすぐ、デグナーの立ち上がりでリアが滑ってしまいコースアウトしてしまったことです。タイヤが冷えていたのでもっと慎重にいかなくてはいけなかったし、マシンの回収や修理で1時間くらい走行時間が減ってしまったのももったいなかったです。 他の選手は最後のセッション3でタイムアタックをしていましたが、私はアタックを諦め、とにかく経験を積むことにしました。

みなさん応援をよろしくお願いします。

今回のテストを前向きに考えると、シビアなウェットコンディションを走れたこと、そして2日目の午前中に路面が乾いていく中で走れたことがよかったなと思います。どこかでウェットのレースもあるはずなので、経験しておくことは大事なことです。 あと今回のテストで感じたとても大事なことをひとつ。たくさんのファンの方、関係者の方が鈴鹿に駆けつけてくれたのですが、何しろスケジュールが分刻みで詰まっていて、思うように対応できなかったことが残念でした。もっと時間に余裕があれば皆さんと笑顔でお話ししたり（きっと私の表情、カタかったと思います）できたはずなのに。

まだマシンの限界も自分の限界も見極められてはいませんが、それでも次の走行は開幕戦になります！　今年はシーズンを通して色々なことを吸収して、レースごとに成長していきたいと思っているので、みなさん応援をよろしくお願いします。