J2モンテディオ山形 最下位の群馬とスコアレスドローで連勝ならず
◆明治安田J2リーグ ▽第18節 群馬0―0山形(2日・正田スタ) モンテディオ山形は最下位・群馬を押し込みながら0―0のドローだった。 後半30分過ぎから降り始め、42分以降は豪雨になった中で声をからし続けた山形サポーターに、勝ち点3は届けられなかった。シュート数では15対4と圧倒しながら、開幕→第2節以来となる3か月ぶりの連勝には届かず。渡辺晋監督は「チャンスをたくさんつくった展開を考えると、結果につなげなければいけなかった」と振り返った。 前半はショートパスをつなぐだけでなく、最終ラインから前線へ、効果的なロングボールを繰り出した。勢いのまま、後半6分にDF岡本一真が完璧なミドルを放ったが相手GKの好守にあい、8分にはFW高橋潤哉がダイビングヘッド。わずかに左へ外れ「あれが一番の決定機。チャンスを増やして次は決めきれるようにしたい」と前を向いた。 唯一にして最大のピンチだった20分のPKは、鋭く右へ飛んだGK後藤雅明の気迫に押されたか、相手がポストに当て難を逃れた。敵地での2連戦を無失点でしのいだのは最低限の光明。ホームへ戻る次節(9日)の大分戦に向け、後藤雅は「0で抑えたことは自信になる。今日起きたことをしっかり反省してホームで勝ちたい」と誓った。(岩崎 敦)
報知新聞社