ＵＢＳ、緊急時計画を修正へ－クレディＳ買収で当局要請
（ブルームバーグ）： スイスの銀行ＵＢＳグループは、クレディ・スイスを統合したことを踏まえて緊急時計画を修正し、危機的状況下で安全に事業を縮小できることを確実にしなければならない。スイス連邦金融市場監督機構（ＦＩＮＭＡ）が要請した。
ＦＩＮＭＡは15日の声明で「ＵＢＳの現在の計画は、ビジネスモデル再編の一環として事業活動を継続させることのみを想定している」が、「クレディ・スイス危機の経験を踏まえ、システム上重要な銀行の危機への備えと清算計画をさらに強化するためには、追加の行動オプションが必要だ」と論じた。
ＵＢＳは、昨年緊急買収したかつてのライバル、クレディ・スイスとの統合の最終段階に入っている。今後数年間、同銀行はスイスの規制当局からより高い資本比率を求められることになる。
「緊急計画においてＵＢＳは特に、計画が発動された場合のスイス法人の流動性計画と資金調達の見直しを行わなければならない」とＦＩＮＭＡは指摘した。
原題：UBS to Revise Emergency Plans as Result of Takeover, Finma Says（抜粋）
--取材協力：Paula Doenecke.
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Bastian Benrath-Wright, Noele Illien
