日本サッカー協会は３０日、米国でＵ―２３米国代表と親善試合（６月７日・非公開、同１１日は公開）を行うＵ―２３日本代表のメンバー２５人を発表した。今回のメンバーには、オーバーエージ（ＯＡ）の招集はなし。その理由について、山本昌邦ナショナルチームダイレクター（ＮＤ）が現状を説明。ＯＡ候補には、今夏に移籍する可能性がある選手が多数含まれていることを明かした。 　「たくさんのハードルがあり、個人個人の意思、所属クラブの了承、移籍する選手は移籍先の了承もとりつけないといけない。（ＯＡ候補の）Ａ代表の選手は移籍の可能性がある選手も多く、移籍先が決まってから、交渉に入る過程になる。極めて難しい。ただ扉を閉ざしているわけではないので、メンバー登録ギリギリまで努力は続けたい。本当に複雑。これは選手達が、本当に（所属クラブに）必要とされているから。（ＯＡ候補選手の）所属クラブの監督が決まっていないこともあり、かなり難しい交渉になっていく」。交渉には複数のハードルがあり、困難を極めていることを説明した。 以下が代表メンバー。 【ＧＫ】 小久保玲央ブライアン（ベンフィカ） 鈴木彩艶（シントトロイデン） 野沢大志ブランドン（ＦＣ東京） 【ＤＦ】 内野貴史（デュッセルドルフ） 大畑歩夢（浦和） 西尾隆矢（Ｃ大阪） バングーナガンデ佳史扶（ＦＣ東京） 半田陸（Ｇ大阪） 関根大輝（柏） 鈴木海音（磐田） チェイスアンリ（シュツットガルト） 高井幸大（川崎） 　【ＭＦ】 平河悠（町田） 松村優太（鹿島） 佐藤恵允（ブレーメン） 川崎颯太（京都） 斉藤光毅（スパルタ） 山本理仁（シントトロイデン） 藤田譲瑠チマ（シントトロイデン） 三戸舜介（スパルタ） 松木玖生（ＦＣ東京） 佐野航大（ＮＥＣ） 　【ＦＷ】 藤尾翔太（町田） 細谷真大（柏） 荒木遼太郎（ＦＣ東京）