“低栄養シニア”が増加!物価高による影響も…異変に気付くサインは?専門家が教える健康のキーワード「さあ にぎやかにいただく」
健康のキーワードは「さあ にぎやかにいただく」
低栄養状態が続くと、「フレイル」という「虚弱で身心の活力が低下した状態」の引き金になります。 そこから、認知機能の低下・免疫機能の低下で感染症にかかりやすくなったり、持病が悪化するなどして、要介護になってしまう可能性も…。 低栄養にならないために、工藤教授がオススメする予防法、キーワードは、「さあ にぎやかにいただく」。これは、1日の中で食べてもらいたい食材の頭文字になっています。 さ…さかな あ…あぶら に…にく ぎ…ぎゅうにゅう(乳製品) や…やさい か…かいそう (に) い…いも た…たまご だ…だいず(納豆50g) く…くだもの 1日3食の中で、この中の7品目以上取れることが理想です。取る量は、お味噌汁の具など少量でも大丈夫とのこと。 料理が苦手な方は、缶詰やハム・ソーセージなどの加工食品(塩分の過剰摂取に注意)、野菜ジュースなど補うことも可能です。 さらに、今、手軽にタンパク質を取ることができると注目されているのが「プロテイン」です。ポイントは、散歩などの簡単な運動をした後に摂取することで、時間帯は朝でも夜でも大丈夫です。
自分でもできる!低栄養か調べる方法
高齢者の中には、自身が“低栄養状態”になっていると気がついていない人も多いといいます。それは、カロリーさえ足りていればおなかは満たされているため、体調不良にならないと気付くことができないためです。 低栄養状態から早めに脱するために、本人だけでなく家族や周囲の人も気がつける“サイン”があります。 ・前より風邪などの感染症にかかりやすくなった ・以前サイズが合っていた服がダボダボになる (2~3kgの体重減が目安) 体調不良ではないけれど、低栄養かどうか気になる…そんな人は、「ふくらはぎ 指輪っかテスト」を試してください。 ふくらはぎの一番太い部分に両手の親指と人さし指で輪っかを作り、その指がお互い付かなければ大丈夫。 指が余ってまわりに隙間ができる状態だと、低栄養を招く“筋肉量の減少”が起きているということです。 渡辺和洋アナウンサー: 本当に早期発見が重要です、ぜひ、ご自身でチェックしてみてください。 (『めざまし8』 2024年10月17日放送より)
めざまし8