トヨタの"隠し機能"がスゴイ!! ハイブリッドだからできる技!? 13年前に登場[バネ上制振制御]ってなんだ?
■セダンでも体感できる制御の差!姿勢変化の大きいミニバンならなお効くぞ
恥ずかしながら筆者は、バネ上制振制御のことを、21系クラウンの発売後に行われた営業スタッフ向けの研修で知った。 研修前にクラウンのガソリンとHEVの試乗車が店舗にあり、乗り比べをするとHEVの方がどっしりとしていて、明らかに乗り心地が良いのを体感できたのだ。 乗り心地の良い理由はバネ上制振制御の賜物だと説明されるまで、「HEVだからバッテリーの分で重くて、どっしりしているのかな」くらいに思っていた。機能を知らなくても、その差は歴然と感じることができる。 特に車体が重く、重心の高いミニバンでは、この制御の有り無しで乗り心地や車酔いのしやすさが大きく変わってくるのだ。アルヴェル・ノアヴォク・シエンタなど、ガソリンとHEVを併売しているトヨタミニバンを買う際には、ぜひバネ上制振制御のすばらしさを試乗の際に感じてほしい。 HEVとガソリン車の違いは、燃費差をフィーチャーしがちだが、こうした乗り心地の差も考慮に入れると、30万円程度の価格差も、より小さく見えてくるのではないだろうか。家族のためのミニバンをトヨタで買うなら、バネ上制振制御搭載で乗り心地の良いハイブリッドモデルを強くおすすめしたい。