猛暑考慮し2カ月遅らせ開催 浦和まつりの音楽パレードと浦和おどり 昨年は猛暑の影響で中止や時間変更に 「緊張したけど成果出せた」と笑顔
浦和まつりの音楽パレードと浦和おどりが22日、埼玉県さいたま市浦和区の旧中山道(ロイヤルパインズホテル浦和前からさくら草通り)で、例年より2カ月遅らせて開催された。多くの人が沿道でカメラを構える中、地元小学生の金管バンドが華やかな音色を響かせた音楽パレードに続き、浦和おどりでは、子どもから大人まで色鮮やかな浴衣姿やそろいの衣装で踊りを披露した。浦和おどりには清水勇人市長が飛び入り参加した。 昨年の浦和おどりの様子【写真1枚】
昨年は7月に開催したが、猛暑の影響で音楽パレードは中止、浦和おどりは熱中症対策で時間を遅らせて午後5時半から実施。今年は昨夏や近年の暑さを鑑み、さいたま観光国際協会や小学校の先生、浦和まつり中山道会場実行委員会で協議し、時期を2カ月遅らせ、9月開催を決定。午前中に雨は降ったものの、無事に実施され、参加した20校の小学校金管バンドが堂々とした演奏を見せた。 市立大谷口小金管バンドは48人全員が行進。部長を務める6年の花中沙衣さん(12)は昨夏の中止を「暑い中、練習してきたので悔しかった」と振り返り「緊張したけど、練習の成果は出せた。みんなにはいい音が出せていたと声をかけたい」と充実の表情だった。 浦和おどりも予定通り行われ、約20団体が演技した。浦子連で踊った市立本太小6年の長生倫誓さん(12)は初めての参加。自宅で自主練習を重ね、本番に備えたという。「全力を出し切れるように心がけた。小学校生活の最後にいい経験ができたし、楽しかった」と笑顔を見せていた。
音楽パレードと浦和おどりの合間にはマスコットキャラクターの浦和うなこちゃんと共に市立岸町小学校の「うなぎダンサーズ」が登場。児童がおそろいの“うなこちゃんTシャツ”を着て、うなぎ踊りで会場を盛り上げた。 浦和まつりは7月21日に、「みこし渡御」が旧中山道、「浦和よさこい」がJR南浦和駅東口駅前通りなどで、今月14日に「北浦和阿波おどり」が北浦和西口商店街で、それぞれ行われた。