為替の行き過ぎた動きに適切に対応する考えに変わりない-鈴木財務相
(ブルームバーグ): 鈴木俊一財務相は31日、為替の行き過ぎた動きに適切に対応する姿勢に変わりはないとの見解を示した。閣議後の記者会見で述べた。
鈴木財務相は「為替レートはファンダメンタルズを反映して市場で決められる」と述べ、安定的に推移することが望ましく、急激な変化は好ましくないとの認識を改めて示した。その上で、「行き過ぎた動きについては適切に対応するという基本的な考えは何ら変わらない」と述べ、市場の動向を注意深く見ていると語った。
31日の円相場は1ドル=156円台後半で推移。海外時間には株安に伴う円買いが継続し、米国で景気指標が鈍化して金利が低下したことも円を支えた。日本時間今夜の米個人消費支出(PCE)価格指数の発表を前に積極的な取引が控えられ、円は伸び悩むとみられる。
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Keiko Ujikane