「逆に開き直れますよ」S級戦で初勝利の25歳競輪選手、準決でグランドスラマー新田祐大と対戦/久留米競輪
久留米競輪のナイター「西日本CHPCJC日刊コム杯(F1)」が1日、初日を迎えた。9RのS級予選に出走した昼田達哉(25歳・岡山=121期)に話を聞いた。 今期から初めてS級に昇格した昼田達哉。A級最終戦だった前期末の小田原決勝は準優勝ながら落車滑入。S級最初の2開催を欠場し、前回の地元玉野から復帰。7、5、3着と苦戦したが、復帰2場所目の今回は6番手から捲って嬉しいS級初1着をゲットした。 「勝てて良かった。ダメかなと思ったけど。走った感じは前回の玉野の初日よりもいい。自転車も自分も流れてくれた。前回は自転車が流れたけど、脚が追いつかない感じだった。なんとか、ですね」 師匠の片山智晴と一緒のレースで、S級4走目での初勝利。ただ、レース内容には反省も忘れない。 「打鐘のところですね。3番手に入られちゃったのが全て。S級ではああいう隙を見せてしまうと後手に回ってしまう。A級と同じ7車でもペースとかが全然違う。あんなレースをしていてはダメですね」 準決勝は12Rでグランドスラマーの新田祐大らと対戦で「もうダメで元々なので。逆に開き直れますよ。気楽に自分の力を出し切るだけです」と笑った。無欲の走りでどこまで抵抗を見せられるか注目だ。(netkeirin特派員)