【函館スプリントS】4歳牡馬が好データ 割引材料なしのレイベリング、ビッグシーザーを中心視
今回は難解戦
函館SSのデータをまとめてみよう。 【好走率アップ】 A「栗東所属馬」 B「4歳牡馬(セン馬含む)」 C「前走馬体重460~479kg」 【勝ち馬なし】 D「6歳馬」 E「黒鹿毛」 【連対馬なし】 F「8歳以上」 G「前走4着馬、もしくは5着馬」 今回、プラスデータが2つあって、マイナスデータがない馬は、カルロヴェローチェ(AB)、スコールユニバンス(AC)、ビッグシーザー(AB)、レイベリング(BC)の4頭。このうち、スコールユニバンスだけ牝馬。牝馬は勝ち馬4頭中3頭が3歳で、残る1頭が4歳馬。5歳牝馬は【0-1-1-14】で好走率が高いとはいえない。よって、この4頭のなかではスコールユニバンスを最低評価とする。 残ったのは、4歳牡馬の3頭。今回のデータは、A「栗東所属」より、C「走馬体重460~479kg」の方が好走率が高くなっている。よって、3頭の中で唯一データCを持っているレイベリングが本命でいいだろう。カルロヴェローチェ(前走鞍馬S)とビッグシーザー(前走高松宮記念)のどちらを上に取るかだが、鞍馬S組は【0-1-0-13】と好走率が低いので、2頭の勝ち馬を出している高松宮記念組のビッグシーザーを上位に取りたい。 と、この4頭のBOXで結論付けたかったが、カルロヴェローチェとスコールユニバンスは登録の時点で、出走優先順が23番目と19番目。出走がちょっと厳しいということで、ほかの候補を探してみることにする。また、◎レイベリングも16番目タイとなるがこちらは1/2での抽選にはなるのでこのままとしたい。 トレンドも盛り込むため近5年のデータに絞って調べてみると、ロードカナロア産駒が2勝、2着3回と大活躍していた。今年、同産駒はキミワクイーン、サトノレーヴ、ジュビリーヘッドの3頭が登録。このうち、ジュビリーヘッドだけがプラスデータ(A)を持っているので、これが3番手。残ったキミワクイーン(前走ダービー卿CT)とサトノレーヴ(前走春雷S)だが、春雷S組(近5年)は【1-1-1-6】と好走率が高いので、サトノレーヴを4番手とする。 ◎レイベリング ◯ビッグシーザー ▲ジュビリーヘッド △サトノレーヴ 注カルロヴェローチェ 注スコールユニバンス 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 先週でGⅠシリーズもひとまず終了。上半期のGⅠは、宝塚記念を残すばかりとなりました。私の周辺では、日本ダービーで馬単を本線で的中した神がいました。普段は隣に座っている方なので、運気を分けてもらいたいものです。
門田光生