小島よしおが「助けを求めるってどういうこと?」と疑問を抱く中1女子に伝えたい、弱みを見せる勇気
学校で理不尽な出来事があったことをきっかけに、さまざまなことを考え尽くし、「ひとりでも頑張れるような考えがほしい」というお悩みを寄せてくれた中学1年生の女の子。「助けを求めるってどういうこと?」という一文から始まり、これまでチャレンジしてきた行動や、周囲の様子などを教えてくれました。数多くの子ども向けライブを開催し、昨年9月に子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが、さまざまな悩みや疑問に答えるAERA with Kids+の本連載。小島さんが考える「ひとりでも頑張れるような考え」とは? 物事を考えるうえでのアドバイスもくれました。 【写真】勉強中!小学生時代の小島さんはこちら 【相談71】 助けを求めるってどういうこと? ポスターとかで「ひとりで悩まないで」「周りに助けを求めて」と書いてありますが、そう書いたらいいだろうと思ってポスター作成者はそれを仕事として提出していると感じました。つまり、ウソだと思いました。 学校の先生に攻撃されたとき、同学年の他の先生や、親や、スクールカウンセラーに相談しても何もなりませんでした。むしろ、自分が傷ついただけでした。その先生は男性の先生で、女子にはあたりが厳しく毎年1人、女子をターゲットにしてひどいことを言ったりしてきました。男子には優しいではなく教育的におかしくて、男子の問題行動をすべて容認して助長させるようなことをしていました。担任の先生である本人は、「男子から嫌われたくない、女子は別にどうでもいい」という気持ちが全面に表れていました。そして自分は、「男子がひいきされて悔しい」ではなく、「これが誰にも得にならない」「むしろ学校という人間関係で『それ違うよ』『やめたほうがいいよ』と学べないほうが、将来的にいいこと悪いことの感覚がおかしくなって、人間的に崩壊してしまう」とちゃんとわかっていました。他の女子も耐えていました。きつかっただろうと思いました。 私もストレスを発散してもまた明日たまることがわかっていて心で泣いていました。小島よしおさんに「ひとりでも頑張れるような考え」と、「いつか頼れる仲間ができると信じて黙々頑張ることへのエール」がほしいです。 (肉食さうるす・中学1年生・女子)