高額賞金かかるG1競輪ダービーが30日開幕 S班5名はいまだグランプリ出場圏外、2名が獲得賞金5000万円超え
前S班は平原康多が健闘
前S班の面々は、賞金トップの郡司のほかに平原康多が16位と健闘中。FI戦にも多く参戦しまだ初優勝はないものの、今年は9開催を走り決勝を外したのはわずか2回だ。特に出場したGIII(大宮、玉野、西武園)ではすべて決勝進出している。 なお、新田祐大と守澤太志はあっせん停止の影響でTOP50圏外となっている。
“次期S班”を虎視眈々と狙う選手は
最後に、S班以外の賞金上位選手を見ていきたい。 賞金5位の北井佑季はGレースが主戦場となっている。ウィナーズカップでも決勝進出し、賞金は3000万円を超えた。 次期タイトルホルダーの呼び声高く、ダービーでは優勝候補と目されそうだ。さらに8月のオールスター競輪の舞台は北井の地元平塚で、ここでもチャンスが訪れそう。 過去グランプリを2度制した浅井康太は賞金7位につける。ウィナーズカップは出場していないが、裏開催だった武雄GIIIでの優出で獲得賞金は2300万円を超えている。
ダービー特選組の若手もギラギラ
賞金2000万円を超えているのは8位の坂井洋まで。坂井はウィナーズカップで決勝に乗り、その後も高知記念、西武園記念で優出。賞金を積み増して8位まで浮上した。脇本のダービー欠場により、坂井は特選に繰り上がり。より格上のレースの出場が決まり、さらに賞金を上積みするチャンスが訪れている。 坂井以外に若手で上位に食い込んでいるのは15位の嘉永泰斗。ウィナーズカップでは二次予選で失格を喫してしまったが、川崎記念では2日目から3連勝で優勝。郡司の地元記念5連覇を阻んだ。嘉永もダービーは特選スタートだ。
破竹の11連勝挙げた岩本俊介
序盤戦の好調が目立った岩本俊介は11位。3月の京王閣FIから4月川崎記念初日まで、破竹の11連勝を挙げて話題となった。この連勝には伊東温泉GIII(S班は不在)での完全優勝も含まれている。
高額賞金かかるダービー
いかがだろうか。まもなく30日にGI最高峰の競輪ダービーが始まる。優勝賞金は8200万円と、GIのなかでも高額賞金がかかる。 例年、ダービーが終わると賞金ランキングが大きく動き、KEIRINグランプリに向けた賞金争いも本格化する。序盤戦の賞金状況や各選手の近況も参考に、ダービーの予想を楽しんでほしい。