引退表明「イニエスタ」のマネジメント会社が「1億円敗訴」していた 本人も取締役に就任、“寿司トラブル”も勃発
*** 以上がトラブルの全容である。冒頭で述べたように、この訴訟の判決が9月18日、大阪地裁で下され、原告(イニエスタ側)の請求は棄却された一方、被告(広告会社)の反訴請求は認められ、イニエスタ側に1億1000万円の支払いが命じられた。広告会社側の請求額全額が認められるという、イニエスタ側にとっては、完全敗訴となる判決である。広告会社の関係者によれば、マネジメント会社は、反訴訴訟についてのみ控訴したという。また、イニエスタはこの7月に同社の取締役を辞任している。 本判決を受け、原告の代理人弁護士に見解を聞いたが、回答はなかった。 被告の広告会社に見解を尋ねると、担当者から「真摯にお取組みさせていただいた中での、相手方の不履行だと認識していましたので、全面的に弊社の主張が認められたことは、真っ当な判決をしていただいたと感じています」との回答があった。 折にも引退発表と同時期の敗訴判決。世界的名プレーヤーの名に傷が付くトラブルである。 デイリー新潮編集部
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