英会話アプリ「Duolingo」に「音楽」「数学」コースが登場。ソニーミュージックとも連携
語学学習アプリを展開する「Duolingo」(デュオリンゴ)は10月28日、日本ユーザー向けに「音楽コース」「数学コース」の提供を開始した。どちらのコースも基本料無料で利用できる。 【全画像をみる】英会話アプリ「Duolingo」に「音楽」「数学」コースが登場。ソニーミュージックとも連携 音楽コースと数学コースは、2023年11月からアメリカなどですでに提供されていた。従来の英語等の語学学習と同じDuolingoのアプリ上で、音楽や数学のコースを切り替えて学習できる。
音楽をゲーム感覚で学べる「音楽コース」
音楽コースでは、リズムの理解や楽譜の読み方などを、ゲーム感覚のレッスンで学べる。 画面に表示されたキーボードを使い、曲を演奏できるようになるためのレッスンも用意される。 Duolingoによると、音楽コースで学べる項目は以下の通り。 拍子や拍といったリズムを読む。 音符の名前と、鍵盤上での音符の位置を知る。 耳で聴いた音を音符にしたり、楽譜を読んで音をイメージしたりできるようにする。 キーやさまざまな音(高い音と低い音など)を聞き分ける。 画面上のキーボードを使用して有名な曲を演奏する。 曲を演奏するレッスンでは、ソニー・ミュージックエンタテインメントとの提携により、メーガン・トレイナー(Meghan Trainor)の「Made You Look」など、60曲以上の楽曲を演奏できる。
大人向けの脳トレにも最適な「数学コース」
数学コースでは、四則演算に加え、分数・小数の計算などをゲーム感覚で学べる。 数学コースで学べる項目の例は以下の通り。 掛け算(九九、可換性、連想性、多因数) 割り算(割り算表、偶数と奇数) 分数(分数、仮分数、帯分数、分数の比較) 面積と周囲長 位取り(10と100の四捨五入、四捨五入の計算、10倍算、3つの数の足し算と引き算) 幾何学(角度、平行線と垂線、四角形の分類) 測定(時計の読み取りと設定、定規による測定、メートル法への変換) 小数(浮動小数点数、分数と小数の変換、小数の演算、小数の比較) Duolingoは、数学コースについて、子どもだけでなく大人向けの脳トレにも最適としている。
「語学学習アプリ」から「総合教育アプリ」へ
Duolingoは、これまで42の言語で合計100以上のコースが提供してきた。 AIなどを活用し、それぞれの学習者に合ったレッスンを提供する教授法「Duolingoメソッド」は、今回の音楽コースや数学コースにも採用されている。 Duolingoは、語学学習アプリで培ってきた知見を音楽や数学などの分野でも活用し、Duolingoを総合教育アプリに進化させていく方針だ
松本和大