日本維新の会の新代表に就任した吉村洋文(よしむら・ひろふみ)氏の経歴・政策まとめ
日本維新の会は12月1日、代表選挙を実施して吉村洋文(よしむら・ひろふみ)氏を新代表に選出しました。このコラムでは、吉村氏の経歴や政策を紹介します。
吉村氏は現大阪府知事。これまで衆議院(1期)や大阪市長などを歴任
吉村氏は1975年6月17日生まれで、49歳。大阪府出身です。 九州大学法学部卒業後、弁護士として務めた後に、2011年大阪市会議員選挙に大阪維新の会公認候補として立候補して初当選。2014年衆院選に維新の党から出馬して当選しましたが、2015年大阪市長選に立候補して当選。2019年大阪府知事選挙に臨んで初当選し、2期連続で知事を務めています。 日本維新の会の共同代表からの代表続投になり、現在は大阪維新の会代表も務めています。
投票結果
2年ぶりとなる代表選挙には4人が立候補し、全国の特別党員(党所属の国会・地方議員、首長)と一般党員による投票で代表を選出しました。各候補の得票数は以下の通りでした。 有効投票数:1万0740票 無効投票数:69票、投票総数:1万0809票 吉村洋文(よしむら・ひろふみ)氏 8547票 松沢成文(まつざわ・しげふみ)氏 1066票 金村龍那(かねむら・りゅうな)氏 635票 空本誠喜(そらもと・せいき)氏 492票
維新は次世代のための政党ーー吉村氏が当選後に語ったことは?
吉村氏は以下の公約を掲げて、選挙に臨みました。 日本維新の会代表選挙 特設サイトより 吉村氏は当選後の就任あいさつで、「この時期にしなければならないことというのは日本維新の会としての存在意義、目標をきちんと定めて、共有をして向かっていくこと。やはり日本維新の会というのは次世代のためにある政党だということを軸にしていきたいと思います」と語りました。 また、「選挙後はノーサイド」と強調して今回の代表選挙で論戦を交わした3人の主張も党の政策や運営に活かしていく考えを示しています。 金村氏に対しては「社会保障制度改革・医療制度改革に正面から切り込んでいくということを本当に強くおっしゃっておられました」として、「この思いを代表として受け止め、他党とぶつかっていく」としました 空本氏が訴えていた「企業団体献金の禁止」への強い想いは一緒として「進めていきたい」と語りました。 松沢氏の訴えについては「同じ軸を持つ憲法改正も力を入れていきたい」としました。 選挙期間中に議論の焦点となった関西以外への党勢拡大については、「決して大阪大阪というつもりはありません。全国政党ですから、全国の皆さんと一緒になって古い自民党、それから民主党ともぶつかっていきたい。批判を恐れず、反論を恐れず、選挙を恐れず、新しい維新の会の価値観と軸をしっかり持って訴えていきたい」と力を込めて語りました。