貸し会議室事業などを展開するTKP 大分で公園整備やホテル建設などを手がける理由とは
国内で貸し会議室事業を展開するTKPは純損益で前期の49億円の赤字から今期の業績予想では67億円の黒字を出すV字回復で過去最高利益を見込んでいます。現在、大分で公園整備やホテル建設の2つの大型事業に携わっていますが、大分市出身で社長の河野貴輝さんに事業を通して地元へ寄せる思いを聞きました。 【写真を見る】貸し会議室事業などを展開するTKP 大分で公園整備やホテル建設などを手がける理由とは ■主力の貸し会議室事業などが好調に推移、今年度は過去最高利益を見込む (TKP・河野貴輝社長)「今年はコロナを乗り越えて成長できる年成長していく年だと私は思っています」 大分市出身の河野貴輝さんが社長を務めるTKPは東京に本社があり、主力の貸し会議室事業やホテル・宿泊研修事業が好調に推移していて、今年度の業績予想では売上高363億円、純利益67億円を見込んでいます。 (河野貴輝社長)「売り上げも利益も好調ですね。特に最終利益は過去最高利益になりますので、そういう意味でも収益的にも戻ってきて、やっぱりコロナの間、我慢してきてよかったなというふうに思ってます」 ■別府市の上人ヶ浜公園整備事業は地元の要望を受け入れ計画案修正も TKPが大分県別府市で手掛けている上人ヶ浜公園の整備事業は、事業計画案について地域住民から自然や景観の保全などを求める声もあり、着工を延期する状況が続いています。 (河野貴輝社長)「住民の方々の要望というのもできる限り受け入れましてですね、TKPとしても別府市の方々、そして観光客の方々三位一体で使ってもらえる公園にするために計画を修正しておりますので、今年はようやく着工ですね。早くオープンにこぎつけたい」 計画では観光客に人気の砂湯を2倍に広げるほか、カフェやショップも整備。別府市と最終調整している修正案では500本以上のマツや自然環境を保全するほか、体験型の宿泊施設は民業圧迫にならない料金設定に努める方針です。 (河野貴輝社長)「TKPとしましても初めての大分県での事業ですので、採算や収益面というよりも地元の方がしっかりと使っていただいてみなさんが快適な生活ができるような公園を作ることができればという思いで今回修正させていただきましたので、ぜひ公園に足を運んでいただきたい」