遠藤航不在の可能性に田中碧「出たらチームが勝つためにやるべきことを」、意識するプレーは「時間でうまく使い分ける」
日本代表MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)がオーストラリア代表戦に向けコメントを残した。 先日行われた2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループC第3節では、サウジアラビア代表とのアウェイゲームを2-0で制した日本。15日にはホームにオーストラリア代表を迎える。 14日には試合前日練習を行ったが、キャプテンのMF遠藤航が体調不良により不在。バーレーン代表戦、サウジアラビア戦と2試合続けて出番がなかった田中は、先発や途中出場の可能性について語った。 「そういうもの(主力の欠場)がチームスポーツである以上あるとは思います。ケガもそうですし。チームの総合力が問われると思うので、そういう意味ではチームとしてまた違うことをやっていかないといけないかなと思います」 「途中から出るっていうのは意外と簡単そうで、すごく難しいです。特にボランチのポジションなんかは個人的にそう感じていて、いかにまずチームが勝つために自分が何をできるかっていうのを考えながら入ることもそうですし、そのなかで試合の流れに自分が入っていくっていうのも1つ大事だと思います。そこはすごく大事になるかなと思います」 「(途中出場からの得点は)試合状況にもよると思いますし、勝っていたりすれば、チャンスが増えれば、点を取るチャンスもあるとは思います。でも、1-0とかのゲームだったら1-0で終わらせることが最もやるべきことだと思うので、チームが勝つことにフォーカスしてやれば良いかなと思います」 また、なかなか代表でプレーできていない現状にも言及。出番は望んでいるものの、チームの勝利が第一と強調した。 「第一に、試合に出られないっていう悔しさは代表だろうがチームだろうがあるのは事実です。だけど、やっぱりここに来ることと、このチームが勝つっていうことが何よりも大事なことであって、現時点で試合出られないことに対しての悔しさはあるものの、チームが勝っているのでそれはやっぱりすごく大事なことです」 「自分がスタートで出ようが、途中で出ようが、出られなかろうが、誰かと比べるっていう感じで捉えてるわけではないです。自分がもっと良くなればチャンスは増えるだろうし。チームが勝つことが何より大事だし、そこで与えられた役割で圧倒することが大事だし、試合に出たら出たでチームが勝つためにやるべきことをやることが大事。自分が持っているものを出せれば良いのかなという風には思っています」 「(レギュラーと)同じプレーをすることも1つ大事だと思います。ただその反面、自分にしかできないものを出していくことっていうのも大事だと思うので、相手によってもチーム状況によっても変わると思うので、自分が出た時間でうまく使い分けることが必要かなと思います」 さらに、自らの成長についても語った田中。今夏はフォルトゥナ・デュッセルドルフからリーズへ移籍したなか、代表に還元できる部分もあると感じているようだ。 「個人的には課題も、まだまだやるべきことも、伸びしろはたくさんあるなっていうのは、守田くんとか航くんを見ていても感じる部分でもあります。ただ、同じポジションだからっていうわけでもなく、他のポジションの選手からも感じるし、試合に出ている選手からだけじゃない。自分以外の選手のこういうところすげえなっていうのは感じる部分もあります」 「守備のところに関しても、(ボールの)取り方がすごく派手な感じではないですけど、逆にそういう部分を自分もトライをしていかなければならないところもある。イングランドでやっている分、そういう局面は増えるので、そこはこれからどんどん良くなっていくことではあるのかなとも思います。チームでもアンカーをやっていて、そういった局面が多いサッカーだと思うので、自分の伸びしろとしてすごく楽しみです」
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