富士ゼネの“着るエアコン”小さくなって身に着けやすく
富士通ゼネラルは、現場向けの水冷式ネッククーラー「ウェアラブルエアコン」の受注予約を、同社直販サイトで12月5日に開始した。価格は60,000円のところ、2025年3月31日までは早割により45,000円(いずれも税別)。同年春の販売を予定している。 【画像】本体とバッテリー、リモコンで構成される 同社は首に装着することで頸部を冷やす、ウェアラブルエアコン「コモドギア」を2021年から提供している。新製品はそのコンパクトモデルで、外部温度に対して最大-20℃の冷却能力を備える。 エアコン開発などで培った同社の空調技術やノウハウを応用し、内蔵する熱交換部でペルチェ素子から発生する熱を水に放熱し、40℃を超える過酷な環境でも優れた冷却性能を発揮するという。 また従来機では分離されていた、冷却ネック部と水冷式熱交換部を一体化し、チューブレス仕様に変更。その結果、これまで腰に巻いていた熱交換部の装着が不要になり、10秒で装着できるようになった。 使い心地が大幅に改善されたことで、建設業や物流関係、イベント関係など、移動が必須となる職種の人も手軽に利用できるという。 なお、冷却だけでなく加熱機能も搭載。寒冷時には暖かさを保持できる。また出力は3段階で切り替え可能。 ネック部本体のサイズは、約196×150×91mm(幅×奥行き×高さ)で、バッテリーが約80×29×108mm(同)で、リモコンは約35×23×99mm(同)。ネック部、バッテリー、リモコンを合わせた重さは約650g。連続使用時間は約2~7時間。本体カラーはライトグレー。
家電 Watch,河原塚 英信