最高額は誰だ! サッカー日本代表、最新市場価値ランキング11~20位。アジアカップで屈辱を味わった男たち
16位:町田浩樹 生年月日:1997年8月25日(26歳) 最新市場価値:600万ユーロ(約8.4億円) 所属クラブ:ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー) 23/24リーグ戦成績:17試合0得点0アシスト 町田浩樹は、この半年間で市場価値を急激に高めた選手だ。昨年6月に200万ユーロ(約2.8億円)だったところから、3倍になっている。 その大きな要因は、所属するユニオン・サン=ジロワーズで定位置を確保したことだろう。町田は2022年1月からベルギーでプレーしているが、負傷で出遅れた2022/23シーズンはリーグ戦7試合の出場にとどまっていた。それでも今季はレギュラーとしてピッチに立っており、市場価値も上昇している。 身長190cmの町田は、対人守備に圧倒的な強さを見せるセンターバックで、屈強な外国人選手にも競り負けないフィジカルが特徴的だ。アジアカップではグループリーグ第3戦のインドネシア代表戦でフル出場し、ラウンド16のバーレーン代表戦でも終盤に投入された。 これからさらに飛躍を目指す上で、攻撃時の貢献には課題があるかもしれない。日本代表でまだ得点がないことは出場試合数を考えると仕方ないとしても、ユニオン・サン=ジロワーズでも得点が少ないのは気になるところだ。攻撃のセットプレーでの存在感が増せば、クラブでも代表でもより相手にとって怖い選手になれるかもしれない。
15位:前田大然 生年月日:1997年10月20日(26歳) 最新市場価値:650万ユーロ(約9.1億円) 所属クラブ:セルティック(スコットランド) 23/24リーグ戦成績:17試合3得点2アシスト 前田大然はヨーロッパで市場価値を高め続けており、現在は650万ユーロ(約9.1億円となっている。 前田は横浜F・マリノスに所属していた2021シーズンにJ1・36試合出場で23得点を記録し、2022年1月にセルティックへ移籍した。当時の市場価値は110万ユーロ(約1億5400万円)で、約2年で市場価値をほぼ6倍にしたことになる。 2022/23シーズンのリーグ戦で前田は8得点を記録した。ある程度の結果を残しているとはいえ、横浜FM時代ほどのインパクトはない。それでも、コンスタントに起用されているのは、チームにとって有益な存在だからだろう。 アジアカップ準々決勝のイラン代表戦でも、前田の貢献は光っていた。前田の先発起用には懐疑的な見方もあったが、いざ試合が始まると、抜群の存在感を放っている。特に攻撃から守備の切り替えが見事で、周囲が少しでも足を止めていると、前田がプレスバックしていた。現代サッカーにおいてトランジションは非常に重要な要素であり、それを高速でこなせる前田は、起用する監督にとって大事な選手だろう。