「遅すぎた反撃」中日打線、前夜に続き初回の先制機生かせず 9回に零封負け阻止も8試合連続2得点以下、石川昂弥「初回で打ちたかった」
◇27日 阪神8―1中日(甲子園) 零封負けは阻止したものの、あまりにも遅すぎる反撃。全ての始まりは初回。延長12回引き分けに終わった26日の同戦と同じような光景が広がった。 先頭からカリステ、田中が連打で一、二塁といきなりチャンスメーク。しかし、3戦連続で3番に起用された板山は左飛。4番・細川はフォークで空振り三振に倒れた。5番・石川昂は阪神の先発・村上に対し、昨季は本塁打を含む10打数3安打。今季初対戦となった5月14日(豊橋)も勝ち越しの適時打を放つなど4打数2安打。好相性に先制の希望が託されたが、1ボールからのツーシームに詰まらされ三ゴロに倒れた。 「ストライク(ゾーン)に来たら打とうと思っていた。ツーシームを打ちにいきましたが、だめでした」。前夜も1回1死満塁の好機では空振り三振。2日連続で絶好の先制機を生かせなかった。その後は2打席連続で凡退。9回1死一塁で中前打を放ち、福永の適時打につなげたが「安打が出たのはよかったですが、初回の得点圏で打ちたかったです」と唇をかんだ。 立ち上がりを攻め切れないまま、村上には直球と多彩な変化球のコンビネーションで2回以降は回の先頭を全て封じ込まれた。力投を続けていた梅津が7回に均衡を破られ、気付けば虎のワンサイドゲーム。今季、敵地・甲子園では引き分けを挟み4連敗となった。 チームは、6月15日のロッテ戦(ZOZOマリン)で零封負けを喫してから8試合連続で2得点以下となった。
中日スポーツ