「何らかの議論が行われた」マンCのFFP問題は国際関係に支障も?英国政府が懸念か「情報の大半は大幅に編集」
マンチェスター・シティはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反疑惑の渦中にあるが、それは一つのクラブの問題に止まらないかもしれない。国際関係に支障が出ることを懸念し、何度も英国政府が事件の最新情報を要求していると、英メディア『ワンフットボール』が報じている。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ マンCは2009年から2018年にかけて115件のFFP違反を犯した疑いで昨年2月に告発を受けた。その違反疑惑だけでなく、マンCが調査に協力的で無いことも問題となっている。その最中、前保守党政権のジェームズ・クレバリー外務大臣が2023年9月にマンCの事件の最新状況を要求し、2024年5月にはドバイの英国大使館がこの事件の最新情報を要求していたことが、英国外務・英連邦・開発省(FCDO)への情報公開請求で入手した電子メールで明らかになったと、同メディアは報じた。 ただし、同メディアは「情報の大半は英国とUAEとの関係に悪影響を与える可能性があるとして大幅に編集されている」と指摘している。マンCのオーナーはUAE副大統領兼副首相シェイク・マンスール氏が運営するアブダビ・ユナイテッド・グループであり、以前から国が介入する可能性が噂されていたが、実際に接触はあったようだ。また、告発後の2023年2月には「国会議員がUAEを訪問し、この事件に関する何らかの議論が行われていたことも電子メールで明らかになった」と伝えており、政府が動いていることを示唆している。
フットボールチャンネル編集部