あべのハルカス利用客も「はしか」感染 府は感染者の新幹線利用を発表で注意呼びかけ
大阪市阿倍野区のあべのハルカス近鉄本店で行われていたバレンタインフェア会場に勤務していた女性店員が、はしかに感染していた件で、大阪市は14日、新たに女性店員1人と利用客の男女6人が感染したと発表した。それまでに同店店員ら9人が発症しており、感染者は合わせて16人となり、同市は注意を呼びかけている。 【拡大写真】あべのハルカスの場所 写真で振り返る10年前の風景
利用客6人は1月26、27両日に同店を利用
大阪市保健所によると、女性店員は今月5日から10日まで、同店ウイング館9階の会場で接客をしていた。利用客6人は1月26、27両日に同店を利用した。このうち4人は大阪府内から、1人は滋賀県、もう1人は和歌山市から訪れていたという。
はしかに感染した女性が東海道新幹線を利用
また大阪府は、はしかに感染した女性が東海道新幹線を利用していたと発表した。不特定多数の人に接触している可能性があるとして、広く注意を呼びかけている。 府によると、女性は8日午前11時56分の新大阪駅発、同日午後2時半東京駅着の東海道新幹線「のぞみ340号」と、10日午後6時東京駅発、同8時33分新大阪駅着の「のぞみ121号」に乗車していた。12日に同府内の医療機関を受診、13日に感染が判明したという。
はしかは感染すると、約10日後に発熱やせき、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出るとされる。