純金融資産額「5000万円以上」の人は日本にどれくらいいる?「富裕層世帯」の特徴とは?
富裕層世帯の特徴
最後に、純金融資産を1億円以上持つ層(富裕層・超富裕層)の特徴を見てみましょう。わが国における富裕層世帯の大きな特徴は、不動産資産の比率の高さです。 同じく株式会社野村総合研究所によると、日本の富裕層以上の世帯が持つ資産の77%が不動産(住宅・宅地)であるとのことです。一方、世界の富裕層における資産内訳では不動産がわずか15%であり、日本の不動産資産比率は高い状況といえるでしょう。
総金融資産額5000万円以上の世帯は全体のおよそ8.7%
今回の結果より、5000万円以上の純金融資産額がある世帯は全体の約8.7%であることが分かりました。さらに超富裕層・富裕層・準富裕層が保有している資産は、日本全体の資産(正味資産)の約16%です。 そして日本人の富裕層の特徴としては、不動産資産の保有率が高い傾向であることが判明しました。 出典 株式会社野村総合研究所 野村総合研究所、日本の富裕層は 149 万世帯、 その純金融資産総額は 364 兆円と推計(1.2ページ) 日本の富裕層の特殊性(8.9ページ) 厚生労働省 2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況 結果の概要(3ページ) 内閣府経済社会総合研究所 国民経済計算部 2022年度(令和4年度)国民経済計算年次推計(ストック編)(1ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部