ヨネックス「EZONE GT タイプS ドライバー」を岩井明愛・千怜と同じシャフトで打ってみた。プロはどう評価する? 【ガチ試打計測・動画あり】
マゼンダカラーのシャフトが岩井千怜が使用する『REXIS KAIZA-L』。フレックスは5Sで、重量56グラム、トルク3.8、先中調子。
ターコイズブルーのシャフトが岩井明愛が使用する『REXIS KAIZA-M』。フレックスは5Sで、重量57グラム、トルク3.8、中調子。
明愛バージョンの『REXIS KAIZA-M』で試打
癸生川プロは「打つ前に軽く素振りすると、この辺(真ん中から手元辺り)が硬い感じがする。それで真ん中から先が動く感じ。実際に打つと、弾道的には球が強いなという印象ですね。つかまりで言うと、ちょっと球がつかまり切らない感じはあるかもしれない。ヘッドとの相性で言うと、ノーマルのシャフトを使うよりも、このシャフトで“振った”ほうが扱いやすいかな」。 『岩井明愛バージョン』のトラックマン4のデータ クラブスピード●44.4m/s ボール初速●66.0m/s 打ち出し角●11.3度 スピン量●3012rpm 降下角●34.9度 キャリー●239.9Y 飛距離●264.4Y 打ち出し方向●1.7度右 スピンアクシス●4.8度右 SIDE●15.8Y右
千怜が使う『REXIS KAIZA-L』にシャフトを替えて試打
癸生川プロは、構えると思わず声を挙げる。「あ、違うね。(こっちのシャフトだと)ちょっと左向きなる」というもの。そして実際に打ってからも「あ、やっぱりこっちのほうがつかまる、安心感があるかな」と、千怜バージョンのほうのつかまりの良さを感じたようだ。 『岩井千怜バージョン』のトラックマン4のデータ クラブスピード●43.9m/s ボール初速●65.2m/s 打ち出し角●11.8度 スピン量●2916rpm 降下角●35.5度 キャリー●237.6Y 飛距離●263.0Y 打ち出し方向●1.3度右 スピンアクシス●2.7度右 SIDE●14.0Y右
『明愛バージョン』と『千怜バージョン』のデータから読み取れることは?
「データを見ると千怜プロが使用する『L 』のほうが明愛プロの『M』よりもボールスピードが少し落ちていますが、これは癸生川プロのクラブスピードが落ちたからで、シャフト性能による違いではないと思います。弾道やデータもこの2本のシャフトを装着したドライバーで得られた数値は限りなく揃っていますね。打ち出し、スピン量、落下角度も限りなく近いです。あえていえば、SIDE(ボールの位置)が『L』が14.0ヤード右で『M』、が15.8ヤード右なので、『L』のほうが気持ちつかまったかなという感じです。でも、違いが出るというほどでもない。もうこれはシャフトの好みだと思いますね」(小島プロ) また、小島プロがあることに気づく。 「このヘッドで二人とも弾道調整はやっているんですか? (「はい。変えています」というスタッフの答えに)。ああ、二人ともやっぱりロフトつけているんだ。やっぱり。つけたくなるよね」と小島。 癸生川プロは「さっき安心して振れた『L』で打ってみたい、彼女たちのポジションで」と食い気味に提案する。そこで、岩井千怜プロの実際のドライバー可変調整ポジションである『Hポジション』で打ってみることに。
【関連記事】
- 岩井千怜のお気に入りの1本は直ドラが打ちやすい「EZONE GT タイプS」ドライバー !【これが私のFAVORITE CLUB】
- 岩井姉妹が使用するヨネックス『EZONE GT TYPE S』ドライバーは叩いて飛ばせるフェードバイアスヘッド! 【ヘッドデータ分析で判明】
- ヨネックス『EZONE GT タイプD』ドライバーのつかまりの良さは手元側重心のおかげ! 【ヘッドデータ分析で判明】
- ヨネックスヘッド×フジクラシャフト。「50g台のフレックスXというシャフトがこのクラブのポイント」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
- 女子プロは今年、どのモデルを使用する? ダイキンオーキッドレディスで調査!