【阪神】岡田彰布監督、佐藤輝明は「集中してるということ」2番・前川右京に感心「そういうのが必要やんか」一問一答
◆日本生命セ・パ交流戦 阪神5―1西武(7日・甲子園) 阪神が連敗を3で止め、本拠地・甲子園での連敗も6でストップした。1軍に昇格した佐藤輝が即スタメン。2回先頭で先制点の起点となる中前打を放つなど2安打を放った。4回に前川が適時打。6回は1死満塁から森下の一ゴロの間に6試合ぶりとなる3点目を奪うと、さらに近本が2点三塁打を放った。5得点は5月19日のヤクルト戦(甲子園)の7得点以来、15試合ぶり。ようやく打線がつながった。投げても、2軍調整を経て5月11日の1軍登板となった伊藤将が7回5安打1失点で3勝目。7回には打球が左膝を直撃したが、続投して後続を打ち取った。 以下は岡田彰布監督の試合後の一問一答。 (テレビ中継の勝利インタビューで) ―勝率5割から仕切り直しの一戦 「うん。まあ(貯金)ゼロになったんで、みんな、きょうから再出発というか。そういう気持ちでやってたと思うんですけど。久しぶりにね、いい勝ち方ができたかなと思いますけど」 ―伊藤将は久しぶりの1軍 「ファームでも前回もいいピッチングしたんですけど。間隔も、ちょうどいい間隔で。序盤はちょっと助けられた部分も、あんまりコントロールもよくないし、あんまりブルペンもよくなかったみたいだけど。3回くらいまでスッといけたんでね。それからは徐々に、5回以外は本来のピッチングになったんじゃないですかね」 ―打球が直撃したが 「ちょっともう、すぐ石井を用意したんだけどね。ちょっと無理かなと思ったんですけどね。一番大事なとこ、骨をね、ちょっと外れてて。ほんと紙一重で良かったですよ」 ―打線は久しぶりに5得点 「序盤もちょっとチャンスがあったけど、久しぶりに2点の後に3点目ね、近本のダメ押しみたいなタイムリーも久しぶりに出たので、こういうのを続けていければと思いますけどね」 ―前川は追い込まれてから適時打 「しぶとく、本当にね。昨日も、左(投手)でも初めて(先発で)使ったんだけど、明日も明後日も右みたいですけど、本当にいい仕事をしていると思いますね」 ―佐藤輝は2安打で守備も軽快に 「ええ、良かったと思いますよ」 ―あすに向けて 「まあ1つ負けが止まったので、みんな気分的にも楽になると思うし。ビーズリーはずっといいピッチングをしているのでね、早く打線が援護をしてやる気持ちでいってほしいですね」 (囲み取材で) ―「もう一度開幕」と言って迎えた試合 「ちょうどゼロなったんやから。そんなん、再出発いう意味では一番区切り的にもいい日やったんちゃう」 ―選手にもそう声をかけたか 「いやいや、そんなことない。そら、みんなもう分かってるよ。今までもなあ、負けてる時でも、何とかそら点取ろうと思ってみんなやってんねんから。そんなん点取らんようにと思って野球なんかせえへんやん。みんなそないしてやってんねんけど、なかなか結果が出ない時もあるんよ、1年間長いシーズン、そういうことやん、はっきり言うて。何か変わったいうことはないよ、別に。おんなじメンバーでやってるんやから」 ―近本にも久しぶりに快音 「その前(3回1死満塁)にな4、5番に出とったら、もっと楽な展開になっとったかも分からんけど。それはまだチームがそこまで、まだ勢いというかな、普段の姿にまだなってないということや。そら、まだまだや。そんなん積み重ねが徐々にな、いいときの流れになるわけやからさ。でも、こういうのを繰り返しとけば、流れ的にはやっぱりこっちに来るんじゃないか」 ―2番に起用している前川が機能している 「2番打たすのおれへん、本当に。でも、まあ昨日、さっきも言ったけど、左でも使うたけど。何とかするいう姿がやっぱりな。追い込まれても、そらくさいボールでも、バット折りながらでもファウルにするとかな。そういうのが必要やんか、やっぱり。そら、みんながそういうのを見てるわけやからさ、そういうのがやっぱりいい結果につながる」 ―佐藤輝は第1打席から結果を出して波に乗れたか 「まあ、ずっと、もうこれで5試合連続くらいちゃうか、1打席目のヒット。ファームから。だから、それだけ集中してるということやろ、1打席目からヒット出るいうことは」 ―良かったと言ったのは、そういう意味か 「そうそうそう、うん」 ―守備も足が動いていた 「おお。足動かさなあかん打球ばっか飛んでたからやろ。だからちょうど良かったよ、躍動感に見えて、それは」 ―初戦の勝利も明るい材料 「明るい材料って、久しぶりやろ。何カードぶりや?」 ―8カードぶり 「おお、ええやんか」
報知新聞社