希望しかない! 海外でプレーする10代の日本人選手(4)ついにトップデビュー! 育成の名門で戦うハーフ
現在は日本代表の大半を欧州組が占めており、海外クラブでプレーする選手たちの経歴は十人十色だ。Jリーグで実績を残して海を渡る選手もいれば、高校から直接移籍する選手や、海外で生まれ育った選手もいる。今回は、海外でプレーする10代の選手をピックアップし、これまでの経歴や現状を紹介する。
MF:小橋エンスリン海(こばし・エンスリン・かい) 生年月日:2005年10月22日(19歳) 所属クラブ:チャールトン(イングランド) 24/25リーグ成績:0試合0得点0アシスト 育成の名門で知られるチャールトンは、1997年生まれの選手だけでアデモラ・ルックマン(アタランタ)やエズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)、ジョー・ゴメス(リバプール)らを輩出。遡ればジャーメイン・デフォーやスコット・パーカーらも同クラブの下部組織出身で、多くの代表クラスの選手がロンドンのクラブから巣立った。 そんなチャールトンにU-13から所属する小橋エンスリン海は、2023年6月にプロ契約を締結。ウイングや左サイドバックを主戦場にプレーする同選手は、今季行われたEFLトロフィーのブロムリー戦でネイサン・ジョーンズ監督が率いるトップチームの一員としてデビューを飾った。 EFLトロフィーはプレミアリーグとチャンピオンシップのクラブがU-21、リーグ1とリーグ2のクラブがトップチームで戦う大会で、コナー・コベントリーら主力と共にフル出場を果たした。この試合ではサイドではなく、中盤で起用されると、積極的なプレーで勝利に貢献している。 まだリーグ戦でのトップチーム招集はないが、経験を積ませるためにも、後半戦はナショナルリーグ(イングランド5部相当)以下のクラブに期限付き移籍する可能性もあるだろう。
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