元フライ級王者の大鹿統毅が再起戦で3度のダウンを奪う圧倒の判定勝ち【Krush】
「Krush.165」(9月28日、東京・後楽園ホール)で元Krushフライ級王者の大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス)が王座陥落した昨年10月以来の試合で山浦力也(北斗会館)と対戦した。試合は大鹿が計3度のダウンを奪った上での判定勝ちを収め、再起を果たした。 大鹿は昨年5月に行われた第2代フライ級王座決定トーナメントで山脇飛翼、大夢を破り王座を獲得。しかし昨年10月の初防衛戦で悠斗に壮絶なKO負けを喫し王座を失った。今回はスーパー・バンタム級に一気に2階級上げての試合だった。
1R、ともにオーソドックスの構え。互いにローで機をうかがう中、圧をかける山浦がいきなりパンチの連打。しのいだ大鹿は逆にロープに詰めてパンチの連打。ガードを固め猛攻をしのいだ山浦がパンチを返す。山浦は圧をかけてロー、ミドルからパンチにつなげる。大鹿もローからワンツー。 2R、山浦は圧をかけて左ミドル。大鹿は下がるも左フックを連打。圧をかけてパンチの山浦。その打ち終わりに右ストレート、左ボディーの大鹿。山浦は左インロー。大鹿はパンチを返す。前に出た山浦にカウンターを合わせた大鹿が最後は右フックでダウンを奪う。立ち上がった山浦が圧をかけてパンチも大鹿はガードを固めワンツー、左ボディー。
3R、山浦は圧をかけて左ミドル、ワンツー。大鹿は回転の速いパンチで反撃。左ボディーを効かせると右フックでダウンを奪う。立ち上がった山浦だったが、大鹿は右ボディーからガードを固める山浦にパンチを連打し2度目のダウンを奪う。TKO勝ちとなる3つ目のダウンを狙う大鹿が山浦をコーナーに詰めてパンチを連打も、山浦はガードを固め打ち返し、大鹿が一瞬ぐらり。山浦がなおも反撃に出るが立て直した大鹿は右ストレートで山浦をぐらつかせるとコーナーに詰めてパンチのラッシュ。山浦もガードを固めしのぐとパンチを返す。打ち合いのまま試合終了。 判定は計3度のダウンを奪った大鹿が30-24、30-24、30-25の3-0で勝利を収めた。