阪神・村上頌樹は師匠・青柳晃洋の指令に「今年の漢字」で応える 他球団のエースに『勝』つエースになる!
今季は生命線の制球をさらに安定させるべく、フォームを安定させる。最も意識しているのも心技体の「心」だ。
「やっぱり抑えていたときは(マウンドで)余裕をもっていた。(昨季は)自分の試合で負けたくないという気持ちが強く入りすぎて、逆に力が入ったという感じ。ピンチでも力を抜いて投げられるようにしたい」
今年で3回目となる青柳主催の合同自主トレには、計9人が参加。特製のユニホームをまとい、団結力はさらに増している。村上は「自主トレ中に(青柳の去就が)決まって(阪神を)抜けることがあるかも分からない。聞けることはどんどん聞きたい」とどん欲だ。
すべては「勝」のため-。富士山の麓で、村上が虎を頂点まで引っ張っていくと誓った。(三木建次)
■データBOX
◉…阪神・村上は昨季、カード頭の火曜のゲーム10試合に登板し、2勝5敗と負け越した。5月7日の広島戦(甲子園)から6月18日の日本ハム戦(同)までは6試合連続白星なしだったが、いずれも火曜の登板だった。火曜には限らずに他球団のエース級の投手と投げ合った試合の中では、広島・床田とは5度対戦し2勝3敗。中日・高橋宏との投げ合いが1勝2敗、DeNA・東とは0勝1敗。中日・小笠原とは2勝0敗だった