イチローは「生きる伝説」。キャンプでロッカー隣の新人が興奮発言!
マーリンズのイチロー外野手(43)がフロリダでキャンプインしたが、ロッカールームでイチローの隣になった新人のブライアン・アンダーソン内野手(23)が大興奮したという話題を現地メディアが報じた。 地元紙のサン・センチネルは、練習初日を終えてイチローの隣のロッカーに座ったアンダーソンの様子をユーモアを交えて伝えたもの。 「ブライアン・アンダーソンは初めてのメジャーリーグのスプリングトレーニングの練習を終えてクラブハウスに戻ったが、自分のロッカーにはなかなかたどり着けなかった。彼の隣人、イチロー・スズキのまわりは、日本人レポーターたちで混み合っていて、彼は外へ押し出されていたのだ。23歳の有望選手が未来の殿堂入り選手の隣であるときはこんなことになる」 アンダーソンはマーリンズから2014年に3巡目で指名されてプロ入り。23歳の内野手だ。昨シーズンはマイナー2Aでプレーしていたが、今年初めてメジャーリーグのキャンプに参加。キャンプ地入りしたところ、ロッカールームで隣になったのが、大ベテランのイチローだった。 アンダーソンは、サン・センチネル紙の取材に、「彼は生きる伝説。彼はとてもきちんとした人だ。僕は、僕の用具が彼のロッカーの前をふさがないように確認するようにしなければ」と話したそうだ。 アンダーソンは、「みんな僕に親切によくしてくれている。ここでの知識の財産は、圧倒的なもの。できる限り取り入れたい」と、イチローをはじめとする先輩たちから何かを吸収しようと貪欲な姿勢だという。 同紙の記事は、イチローがプロ選手としてプレーしている年数(オリックスで9年、メジャーで16年)よりも、アンダーソンの年齢のほうが若いことも書き加えた。 アンダーソンは、何とかメジャー昇格を果たし、キャンプ地ではなくメジャーのクラブハウスでも、イチローと話ができるようになりたいと考えている。記事は「イチローと話をすることもスプリングトレーニング中のアンダーソンの一部だ。アンダーソンは、彼の将来の世界もこのようであればと望んでいる」と表現した。三塁手のアンダーソンは、MLBの有望選手ランキングによると、マーリンズ内では4位。サン・センチネル紙は2017年シーズンのどこかの時点で昇格するのではないかと予想している。 マーリンズの今季の外野陣は、スタントン、イエリッチ、オズナが守り、イチローの第4の外野手という立場は変わらないが、チームの若手選手たちに与える影響は大きい。球団サイドも、そのイチロー効果に期待して契約を続けているという事情もある。ロッカーが隣り合わせになったアンダーソンが多いに刺激を受けていることは、球団にとっても期待した効果の現れなのだろう。