森山未來と藤竜也が親子演じる「大いなる不在」ポスター解禁、ED曲は佐野元春
森山未來が主演を務める映画「大いなる不在」のポスタービジュアルと場面写真が解禁。あわせて森山、真木よう子、藤竜也のコメントも公開された。 【画像】「大いなる不在」新場面写真(他11件) 本作は「コンプリシティ/優しい共犯」で第19回東京フィルメックスの観客賞に輝いた近浦啓の実体験に着想を得た物語。主人公の卓(たかし)は幼い頃に家族を捨てた父・陽二が警察に捕まったという報せを受ける。久しぶりに再会した陽二は認知症で別人のように変わっており、再婚相手の義母も行方がわからなくなっていた。やがて卓は、陽二と義母の生活を調べ始める。 森山が卓、藤が陽二を演じ、卓の妻・夕希に真木、義母の直美に原日出子が扮した。森山は「近浦監督の実体験に着想を得た物語が、監督をはじめとする素晴らしいクルーによって再構築され、じっくりと醸成されていよいよ日本での上映に至る。その丁寧かつ情熱的なプロセスの一環に携われたことを光栄に思います」とコメントしている。 このたび佐野元春 & THE COYOTE BANDの楽曲「今、何処」が本作のエンディングテーマとして使用されていることも明らかに。10代の頃から佐野の楽曲と詩の世界に魅了されてきた近浦は、2012年より佐野のライブドキュメンタリーやミュージックビデオなどを数多く手がけてきた。 ギャガが配給する「大いなる不在」は7月12日より東京・テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次ロードショー。 ■ 森山未來 コメント 2022年に九州で撮影された「大いなる不在」は、これまでに世界各国の映画祭を巡ってきました。近浦監督の実体験に着想を得た物語が、監督をはじめとする素晴らしいクルーによって再構築され、じっくりと醸成されていよいよ日本での上映に至る。その丁寧かつ情熱的なプロセスの一環に携われたことを光栄に思います。観客の皆さまにも楽しんでいただければ幸いです。 ■ 真木よう子 コメント 様々な国で人々の心を揺さぶった近浦さんの作品には、私も撮影中何とも言えない感情が沢山湧き立ちました。 しかし、穏やかな近浦さんや素晴らしいキャストの皆様。 この作品に携われた事をとても嬉しく思います。 皆様に観てもらう事がとても楽しみです ■ 藤竜也 コメント 「大いなる不在」という映画は、出演者のひとりである私が言うのもおかしな話ですが、とてもミステリアスな作品です。実は北九州での一か月にわたる撮影が終わった時でさえ、「大いなる不在」がどんな映画になるのか見当もつきませんでした。試写を見ました。説明できない何かに心を揺さぶられました。トロントでもサンセバスチャンでもサンフランシスコでも、国境、言葉、文化の違いを軽々と越えてしまいました。それが何故なのか…。日本の劇場でこの映画が皆様とどのような出会いをするのか、胸が高鳴ります。 (c)2023 CREATPS