「ふてほど」河合優実、令和の百恵ちゃん キュートな昭和のレトロファッション
■憂いを帯びた三白眼の瞳、昭和のアイドルをほうふつ
「ふてほど」で昭和の女子高生、純子を演じた河合優実さんは、ちょっと憂いを帯びた三白眼の瞳にぽってりとした真っ赤な唇が「令和の百恵ちゃん」と呼ばれて大反響になり、一躍話題になったのだ。一応説明を入れておくと「百恵ちゃん」とは、昭和を代表するアイドルでスターの山口百恵ちゃんのことである。当の河合優実さんも某スポーツ新聞のインタビューで、「実は学生の時に『山口百恵さんに似てる』と言われたことがありまして、それで山口百恵さんの歌を聴いたこともあり、なので少しなじみがあります」と答えている。 ちなみに、河合優実さんが純子の昭和のスケバン女子高生ファッションの参考にしたのは、「毎度おさわがせします」や「積木くずし」といった1980年代に大ブームを起こした人気ホームドラマなのだそうだ。スケバン風のセーラー服やパープルのスタジャン、真っ赤な唇に聖子ちゃんカットは「本当にかわいいと思いました。テンションが上がります」と答えている。 折しも「ふてほど」が放送された2024年は、喫茶店や昭和歌謡や昭和レトロ家電など若者たちの間で「昭和レトロブーム」の真っただ中。ドラマに出てきたパステルカラーのトレーナーやオーバーサイズのDCブランド風スーツも、巡り巡って令和の時代に再びトレンドになってきている。リアル昭和世代からは、純子が着ている「SAYERS」というロゴ入りのパステルカラーのトレーナーを見て「懐かし~!」、「アレのことを言いたいのね」という声が聞こえてきそうだ。 「令和の百恵ちゃん」と呼ばれて、すっかり令和世代を代表する昭和レトロブームの立役者になった河合優実さん。女性ファッション誌「Ray」の「昭和×ファッション」というファッションページでも、「昭和っぽいレトロなファッションは好きですか?」とインタビューをされて「好きです。今日着させていただいたデニムのオールインワンも、パールやレースの手袋を合わせることでレトロな雰囲気になってかわいいですよね。昭和のファッションって、なんともいえない派手な色使いだったり、独特なシルエットだったりしますけど、そこが今の若いコたちから見てもかわいいんだと思います」と答えています。