しなの鉄道 全駅で「Suica」導入へ 2026年春以降【長野】
しなの鉄道は交通系ICカード「Suica(スイカ)」を2026年の春以降に導入する方針を固めました。利便性の向上と利用者の増加を狙います。 しなの鉄道によりますと、「Suica」の導入を計画しているのは、しなの鉄道線の軽井沢ー篠ノ井間と、北しなの線の長野ー妙高高原間です。 JR東日本がすでに来年春以降の「Suica」導入を発表していて、その計画に合わせるということです。費用はおよそ16億円を見込んでいて、国の補助金や県と沿線自治体の支援を受ける方針です。 ■阿部知事 「一番の課題は財源の確保になるが、インバウンドの客が非常に増えている中で交通ICカードが全国に広く普及することができるように、国に一層の支援策の強化を求めていきたい」 現在、県内で「Suica」が使えるのは中央本線の松本から信濃境の間や新幹線の駅など21駅。 ただ、来年春以降、長野から松本までの各駅や大糸線の松本から穂高までも使えるようになり、合わせて44駅に拡大します。 しなの鉄道は「Suica」の導入で利便性を向上させ、インバウンド需要と利用者の増加を目指します。