レモンポップ（右）＝美浦トレセン

昨年の覇者レモンポップは、10日に美浦Wコースで6ハロン81秒9―66秒8―51秒8─37秒1─11秒5をマーク。2日には坂井瑠星騎手が手綱を取り、6ハロン79秒6―64秒7―50秒7─36秒7─11秒6とびっしりと追われたことで、素軽さが出てきた。秋初戦でも9月上旬から念入りに乗り込まれており、力は出せる仕上がりだ。国内では14戦オール連対と底を見せておらず、今年もトップ級のスピードを遺憾なく発揮する。 昨年このレースで4着のタガノビューティーは、2日に栗東CWコースで6ハロン81秒6─66秒1─52秒4─38秒1─12秒4。10日には栗東坂路で4ハロン54秒6─39秒3─13秒0をマークし、内の3歳1勝馬にクビ差先着した。負荷は十分かかっており、久々でも仕上がりは良さそうだ。後方一気の脚質である程度の位置を取れるかがポイントになるが、昨年よりパワーアップしている今年は前年以上の走りが期待できる。 キタノリューオーは6日のグリーンチャンネルCで6着。連闘策のため中間は軽めに乗られている。地方遠征は初めてで、一気に相手が強化されるが、持ち味の末脚が生きる流れになれば前進してもいい。 前走の白山大賞典で2着のダイシンピスケスは、11日に栗東坂路で4ハロン53秒0─38秒4─12秒7をマーク。地方適性は高く、マイル戦も守備範囲。JpnⅠでどこまで迫れるか注目だ。 キタノヴィジョンは9日に美浦Wコースで6ハロン82秒8―67秒0―52秒3─38秒2─12秒1と一杯に追われた。休み明けだが、9月中旬から念入りに乗り込まれており、力は出せる仕上がり。初の地方馬場に対応できれば上位に加わってもいい。 約5カ月ぶりの実戦となるペプチドナイルは、9日に栗東坂路で4ハロン55秒5─39秒4─12秒3をマーク。外の未勝利馬に馬なりで1馬身先着した。先月から負荷をかけてコンスタントに乗り込みを重ねており、9月28日には同4ハロン49秒8─36秒1─12秒4の好タイムで、さすがトップホースという力強い動きだった。初めての盛岡コースでもフェブラリーSと同じ左回りのワンターンなら不安はない。