【大掃除】「あるのが当たり前」という思い込みと一緒に捨てた“意外なもの3つ”とは
あるとき、平床寝台というものを知りました。平らな床の上に寝ることです。床の上に寝ると、背骨や骨盤の歪みが矯正されて、より健康になる。腰痛の改善も見込める、というのです。 私には腰痛はないものの、ひどい肩こりでした。それに、長時間パソコン作業をすると、腰がこる感覚がありました。 そこで、平床寝台に興味を持ちました。しかし、当時はベッドで寝ていたので、とりあえず、できるだけ硬いものの上で寝ようと、二つ重ねていたマットレスのより硬いほうを上にして寝てみました。 最初は違和感がありましたが、すぐに慣れ、硬いほうが快適なことに気づきました。硬いマットレスに2年ほど寝ていましたが、引っ越しをきっかけにマットレスを処分し、今度は床に寝ることにしたのです。 フローリングの上に段ボールを敷き、その上に二つ折りにした毛布を敷いて寝ています。床に寝はじめて、10年たちますが、いまでは、もうベッドに寝たいとは思わなくなりました。やはり硬い床の上に寝たほうがぐっすり眠れるのです。 寝具が少なくなって、よけいな仕事がなくなったメリットもあります。あの忌まわしいベッドメーキングをしなくてすむのです。 娘はベッドに寝ていますが、ベッドはとにかく装備が多いと感じます。ベッドフレーム、マットレス、ベッドパッド、シーツ、掛け布団、ベッドカバー。ファブリックが多ければ多いほど、部屋のほこりが増え、清潔に保たないとアレルギーになる可能性もあります。 もう一つのメリットはどこでも眠れるようになったこと。毛布を置ける、平らなスペースさえあれば、そこが寝室に様変わりします。大きなベッドはスペースをとってしまいます。布団ならしまえますが、布団の上げ下げという作業が発生するし、敷布団はそれなりの収納スペースが必要です。 敷布団を捨てたら、なんだかとても身軽になったのです。
筆子