潔癖症の私は、洗顔や手洗いでは「タオル」ではなく「ペーパータオル」を使用しています。友人は「やりすぎ」と言うのですが、おかしいのでしょうか?
新型コロナウイルス感染症など、さまざまな病気の流行をきっかけに衛生面に特に気を付けているという方はいるでしょう。例えば、ペーパータオルならぬれたタオルを持ち歩く必要もないため、衛生的にもいいと考え利用している方も少なくないようです。 今回は、ペーパータオルを利用している方の割合や、ペーパータオルを利用し続けたときの費用目安などについてご紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
ペーパータオルを使っている人はどれくらいいる?
ユニ・チャーム株式会社が2023年に10~60代の男女約1200名に対して実施した「『ペーパータオルの使用習慣』に関するアンケート調査」によると、新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけにペーパータオルで手を拭く頻度が高まったと回答した方は全体の63.2%でした。また、これからも継続してペーパータオルを利用したいと考えている方は70.7%です。 アンケート結果より、多くの方がペーパータオルを使用していることが分かります。また、同アンケートではペーパータオルを使用する理由として最も多い理由が「手軽だから」で53.1%、次に多い理由は「衛生的だから」で48.7%でした。手軽に衛生面での予防が期待できる方法が選ばれているといえるでしょう。
ペーパータオルを使うと費用はいくらくらい?
今回は、以下の条件でペーパータオルを使用した場合の費用を考えましょう。 ・1日で洗顔2回、手洗い8回の計10回使用する ・1回に使うペーパータオルは2組 ・使用するペーパータオルはA社の税込み237円で200組入りの商品 今回の条件だと、1日で使うペーパータオルの量は「10回×2組」で20組使用します。商品は200組なので、10日で使い切る計算です。1ヶ月を30日とすると、237円の商品が3個必要になるため毎月711円の出費が発生します。 年間換算にすると、「711円×12ヶ月」で毎年8532円の支出です。
ペーパータオルのメリットとデメリットは?
ペーパータオルを利用する際は、衛生面も含めたさまざまなメリットやデメリットを知っておくと、これからも使い続けるかどうかの指標になります。代表的なメリットやデメリットは次の通りです。 ■メリット ペーパータオルの大きなメリットは、使い捨てできる点です。外で手洗いをする場合、ハンカチタオルだとぬれたままでカバンにしまうため、雑菌の繁殖が気になる方もいるでしょう。ペーパータオルであれば、使ったその場で捨てるため手元だけでなくカバンの中も清潔にたもてると考えられます。 また、ダイニングテーブルやキッチンなど、汚れやすい場所に使用できる点もメリットです。水や汚れが気になったときにサッと使って捨てるだけなので管理も楽で、掃除の時短にもつながります。 ■デメリット ペーパータオルはあくまでも紙製なので、あまり強い力でこすりすぎるとぼろぼろになってしまいます。また、手洗いや洗顔、掃除などの回数が多ければ多いほどコストがかかる点もデメリットです。 さらに、使い捨てなので、ゴミがたまりやすいことも考慮する必要があります。ペーパータオル用のゴミ箱を作るなどすると、ほかのゴミを捨てるときでも邪魔にならないでしょう。