ジェロム・レ・バンナ vsK-Jee

　10月5日（土）『K-1 WORLD GP 2024』エディオンアリーナ大阪大会にて開催される［K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選］4カードの追加参戦選手と組み合わせが決定した。 　追加参戦選手はジェロム・レ・バンナ（フランス/Le Banner X tream Team）、エロール・ジマーマン（キュラソー/Hemmers Gym）、クラウディオ・イストラテ（イタリア/Kombat Gym）、クォン・ジャンウォン（韓国/Cheonghak Muaythai Gym）だ。 【動画】51歳バンナ強し！衰えぬ剛腕でボコボコKOの瞬間 　バンナは1995年から”K-1の番長”としてヘビー級で大活躍し、2001年からはMMAにも挑戦。キックとMMAの二刀流でリングに上がり続けた。昨年8月の『ブレイキングダウン9』では韓国MMA団体『Road FC』ファイターのキム・ジェフンにKO勝利、今年6月には『KNUCKLE'S 16』のキックルールで九州のキックボクシング団体『大和』ヘビー級王者・金枝勇気を右フックKOで下し、健在ぶりを証明している。 　ジマーマンは旧K-1時代から活躍し、対戦相手の腕の骨や頭蓋骨を骨折させたことから“ボーンクラッシャー”のニックネームがつくも、日本では本名を短くして“エロジマン”の愛称で親しまれてきた。旧K-1の2008年ではWORLD GP準々決勝で極真王者エヴェルトン・テイシェイラに勝利。2012年には『IT'S SHOWTIME』でGLORY王者のリコ・ヴァーホーベンを左フックでKOした。14年ぶりにK-1へ参戦した今年6月のルーマニア大会では、ギリシャのマイク・カラマスケタスを1R KOで破っている。 　イストラテは分厚い上半身から繰り出される強烈なフックと激しい打ち合いでKOを量産し、ISKAヨーロッパのヘビー級王座を保持。“イタリアのビースト”や“豪腕グリズリー”の異名を取る。昨年9月、イタリア・IRON FIGHTER PROMOTION推薦選手としてK-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でマハムード・サッタリと対戦し、KO勝利。準決勝はシナ・カリミアンとの暴走ファイトを制するも、決勝はリュウ・ツァーにKO負け。今年6月の東欧予選に出場も、一回戦で判定を不服として試合放棄。9月は『巌流島バーチャルサバイバル2』で三上ヘンリー大智と対戦して判定負けを喫した。 　ジャンウォンは、総合格闘家・秋山成勲がK-1 KOREAから送り込んできた、体重128kgの怪物ファイター。一撃で倒しにいくスタイルではなくムエタイにも精通し、ローからミドルキック、そしてパンチからヒザ蹴りと流れるようなコンビネーションを得意とするテクニシャンタイプだ。24年3月の安藤優介戦では、右のパンチを合わせて1R KO勝ち。スピードもあるため、ヘビー級の大きな壁になりそうだ。 　そんな追加参戦選手4名と、既に参戦が発表されていたK-Jee（日本/K-1ジム福岡チームbeginning）、山口翔大（日本/GENESIS）、シナ・カリミアン（イラン/SINA ARMY）、谷川聖哉（日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）との組み合わせが決定。 　“K-1の番長”バンナが元K-1クルーザー級王者K-Jeeと対戦し、“ボーンクラッシャー”エロジマンはキック7戦全勝の空手家・山口と激突。“豪腕グリズリー”イストラテはカリミアンと完全決着戦、秋山成勲からの刺客ジャンウォンは谷川と対決することになった。無差別級トーナメント・アジアラウンドは見どころが満載となりそうだ。 ＜決定対戦カード＞ ▼【株式会社アミューズ presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R ジェロム・レ・バンナ（フランス/Le Banner X tream Team） vs K-Jee（日本/K-1ジム福岡チームbeginning/第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者） ▼K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R エロール・ジマーマン（キュラソー/Hemmers Gym/MTBNムエタイ・オランダ-86kg級王者） vs 山口翔大（日本/GENESIS/RKSクルーザー級王者、AJKNクルーザー級王者） ▼K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R シナ・カリミアン（イラン/SINA ARMY/初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者） vs クラウディオ・イストラテ（イタリア/Kombat Gym/ISKA欧州ヘビー級王者） ▼K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R 谷川聖哉（日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST） vs クォン・ジャンウォン（韓国/Cheonghak Muaythai Gym/元MAX FCヘビー級王者）