【THREE】【クレ・ド・ポー ボーテ】【ディオール】クリスマス限定パレット、「オトナなキラリ」を約束する私的ベスト3
ついこの前「明けましておめでとう」だったのに、ホリデー限定色が出そろい始めました。年末に向かって日々失われる素肌のツヤ、明度。加速度を増しているように感じるのは、年頃だから、たぶん。ミュートメイクや、ステルスカラーというトレンドワードが飛び交う昨今の美容市場、来るホリデーシーズンも、品があって、レイヤリング次第で欲しいツヤの調整が自由自在なパレットが豊作です。 【写真】人気3ブランドの限定パレットを詳しく見る
「もともと肌がゲンキな人」に、なりすますメリハリピンクパレット
THREEのハイライト&チークベースのシマリング グロー デュオといえば、クリーム状の万能パレット。つややかに素肌に伸びて光を集め、ハリ感までも演出します。 湿気が落ち着くこれからの季節に、欠かせないベースパレットです。今回の限定X03番が、良い。「いま欲しい」光と華を約束します。というのも、歴代のグロー デュオの中でも、いちばんピンクトーンが強いのが、こちらの新作なんですよ。 特に左側のチークベース。青みが美しく、ラベンダー×ゴールド×レッドをアンダートーンに放ちながら、健康的な血色を運んでくれる。ブラッシュとして指の腹でさっと頬のセンターから耳に向かってスマッジするのがおすすめです。 Cゾーンにはハイライトカラーを。充分にキラリとするので、まぶたはあえてマットに仕上げる緩急バランスが、個人的に気に入っています。
ユニコーンが2024年を駆け抜ける光を授けます!
先日、運河を泳ぐ競走馬のニュースを見てドキドキしていたのですが、無事に保護されたようで胸を撫でおろしました。で、こちらのパレットを開封して、見惚れましたよね。見てのとおり躍動するのはユニコーンですが、配色のインスピレーションは海なのです。 右上のサンゴ礁のようなブルー。青と緑の間で、曖昧にたゆたう水面を彷彿とさせます。ブルーのアイシャドウ、と聞くと苦手意識をもつ人も多いじゃないですか。私もそのひとりだったのですが、グレー系のくすみ色なのでハードルが予想以上に低い。ほんのちょっと、まぶたにキラっと差すだけで、心地よい「違和感」が出るんですね。 ん? この人、きっと何かある。そう二度見させる小さな「仕込み」となるんです。 最近、モバイル充電器などのガジェットなどにもよく使われているグレイッシュブルー。和名だと水浅葱が近い。 蒼を取り巻くベージュ3兄弟は、肌なじみに優れたトーン。赤みの強いテラコッタは品よくセンシュアルだし、左下のゴールドは実に繊細なパールが、パヴェダイヤのような上品な光を放ちます。いずれも自然になじむ色だけに、右上の「美青」の不協和音がピリッと効いてくるんです。