【海の掃除屋さん】ゴミがお宝に!?「海をもっと良くしていきたい」サラリーマンから“マリンスイーパー”になった男性に密着(every.しずおか特集)
捨てられたルアーごみを宝石に変える魔術師!サラリーマンを辞め「マリンスイーパー(海の掃除屋さん)」になった男性の活動に密着しました。 【動画】“海の掃除屋さん” 車で14時間かけて移動も「海をきれいにしたい」釣りゴミを回収する マリンスイーパーに密着 【every.しずおか特集】
『きらきらと宝石のように輝くルアー・・・』実はこれ、海の中に捨てられていたものをよみがえらせたのです。これまでに回収したルアーは2万個以上!時には、車中泊をしながら静岡から14時間かけて九州に…
マリンスイーパーの活動って?
2023年5月中旬、焼津の海でダイビングの準備をしているのは、土井佑太さん。 (マリンスイーパー 土井佑太さん) Qきょうは何をする? 「石津浜の海に潜って、根がかり、釣りのルアーのゴミを拾いに行く」 「海を見たときに、多くのゴミが落ちてるなと。自分が釣り人なので、釣りのゴミが目立つなと。なんとかできないかなと思った」 近年、問題視されているのが、海の中に残されたままとなった釣り糸やルアーなどのゴミ。土井さんは、これを回収する “海の掃除屋さん”「マリンスイーパー」です。 この活動を5年ほど前から始めました。陸上から見ることができない海の中は、どのような世界なのでしょうか。
土井さんが活動するのは、水深約10メートル。“海のギャング”「ウツボ」や「アジ」の群れが泳ぐキレイで神秘的な景色が広がっています。しかし、その一方で、そのすぐそばにある岩には引っ掛かったまま放置されたルアーが。
釣り糸も蜘蛛の巣のように岩場にまとわりついています。また、別の場所では、たくさんのルアーが複雑に絡み合っているところも。この釣り糸などが、海の中の生き物に巻き付き、生態系に影響を与えています。この日は40分の海中清掃で、約1キロのルアーを回収。 土井さんがこれまで回収したルアーは、2万個以上になります。
(マリンスイーパー 土井佑太さん) 「ここ最近では少ない方、みんな根掛かりに気を付けて釣りをしてくれているなと感じる。だいぶきれいですね。2週間たってないくらいでも、これくらいのルアーは落ちている。これをずっと放っておけば、1年くらいで1回では回収できないぐらいの量になってしまう」
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