【ONE FF】笠原友希の連勝ならず、ソンラックに2度のダウンを奪われ完敗、逆転の一発は不発に
ONE Friday Fights 84 2024年10月25日(金)タイ・ルンピニースタジアム 【写真】笠原が一発逆転を狙った飛び後ろ蹴り ▼第4試合 キャッチウェイト(60.78kg)ムエタイ 3分3R 〇ソンラック・シット・ポー・ジョ・ーウォー(ミャンマー) 判定0-3 ×笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者) 笠原は2019年6月に国内55kg級トップクラスの小笠原瑛作をヒジ打ちによるカットでTKOに破る大番狂わせを演じ、2020年7月に那須川天心の対戦相手に選ばれたが初回KO負け。再起戦では手塚翔太と大激闘の末、KO勝ちでSB日本フェザー級王座に就き、2021年12月にはスーパーフェザー級王座決定戦を制してSBで2階級制覇を達成した。 2022年3月にはRIZINに初参戦し、豪快な飛びヒザ蹴りで初回TKO勝ち。6月の『THE MATCH 2022』ではKrush王者の中島千博から勝利を奪った。9月にRISEの常陸飛雄馬に敗れて連勝が「7」でストップしたが、その後は再び6連勝。2024年4月には『ONE Friday Fights』に初参戦し、OFGムエタイでペットシーモックを初回KOに沈めた。8月のSBではペットモラコット・スーパーボンジムを1Rにヒザ蹴りでマットに沈め、これまでタイ人選手とは7度戦って全勝している。戦績は30勝(15KO)3敗のサウスポー。 ソンラックは2023年1月の『ONE Friday Fights 1』から出場しているサウスポーの選手。ONE FFでの戦績は3勝4敗。4連敗を喫したが直近の2試合は勝野雅也にKO勝ち、アルフィー・ポンティングに判定勝ちと2連勝を飾っている。勝野戦では左ストレート、左フック、首相撲からのヒザ蹴りで削り、2Rが始まってすぐに左ミドルからの左ストレートでKO勝利した。 1R、サウスポー同士。両者ともパンチ、ローとも空振りが続く。笠原は前蹴りから後ろ廻し蹴りを放つも不発、ソンラックの左フックをもらい組みつくがソンラックに崩されて倒される。ソンラックの左ミドルをキャッチした笠原は組みつくと投げる。笠原がヒザ、右の三日月。ソンラックの左ヒジに笠原も右ヒジを返し、打ち合いになったところでソンラックの左ストレートをもらってダウンする。立ち上がり、すぐにラウンド終了。 2R、笠原は左ハイキック、ワンツーで前へ出て組みつくとヒザ。組みついて倒す笠原は注意を受ける。打ち合いに行く笠原にソンラックも応戦、笠原が組みつくとソンラックは右ヒジ。笠原のヒザはローブローとなり、注意を受ける。左ミドルを蹴っていく笠原にソンラックはフック&アッパーを繰り出す。ソンラックの左ミドルをキャッチしてカウンターを狙う笠原。右ボディをヒットさせるもソンラックの右の返しをもらう。 3R、笠原の左ミドルをキャッチして左ストレートを打つソンラック。笠原が前へ出てくると逆に左ミドルを蹴る。ソンラックは前蹴り、左ミドル、そして組みと逃げ切り体勢に。笠原は飛びヒザ蹴りを発射したが、着地したところで左フックをもらい、さらに組みつかれて顔面にヒザをもらうと笠原がヒザをつきこれがダウンに。 抗議をする笠原だが受け入れられず、試合続行。笠原は逆転を狙って顔面へ後ろ蹴りを放ったが当たりが浅い。最後まで逆転を狙っていった笠原だが、ソンラックも全く譲らず試合終了。判定3-0でソンラックの勝利となった。
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