センバツ優勝旗を返還 昨春優勝の東海大相模 開会式簡素化で
18日から阪神甲子園球場で始まる第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)を前に7日、優勝旗の返還式が昨年の優勝校の東海大相模高(神奈川)であった。本来は開会式で行うが、今大会は新型コロナウイルス感染対策で式が簡素化されるため、開幕前に同校で実施した。 【あのドラ1も】昨年センバツからプロの扉開いた選手たち 松山拓馬主将(2年)から広田勝己・毎日新聞社取締役に優勝旗、笹田海風(しせ)副主将(同)から井上康雄・日本高野連副会長に優勝杯が返還された。同校には優勝旗のレプリカが贈呈された。 松山主将は「全員で甲子園に返しに行きたかったが、この悔しさを夏にぶつけて、絶対日本一を取れるように頑張りたい」と力強く語った。広田取締役は「第93回大会での優勝はチームワークが印象に残った。練習は(コロナ禍で)まださまざまな制約があると思うが、その中で培った創意工夫は必ず皆さんの力になる」と激励した。 式終了後に取材に応じた野球部の原俊介監督は「こうして優勝旗や優勝杯が近くにあったのは偉大なことだ。選手も出場校発表後は落ち込んでいたが、今は夏に向けて同じ方向を向いている。また日本一の頂に向かって頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。【牧野大輔】 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。